グローバルで見たiPhoneのモデルの種類
iPhoneは世界中で発売されています。そのため様々な国の通信会社や通信バンドと接続できるようになっています。そのためAppleでは世界中のキャリアと協力して接続試験をしているものと思われます。他にグローバルで展開されている機器と言えばGoogleから発売されているPixelシリーズでしょうか。どちらも対応している通信バンドが多いです。
2023年に発売されたiPhone 15 Proで見てみるとモデル別に比較すると以下に分類されます。
- A2848, A2849 :米国、プエルトリコ
- A3101, A3105 :日本、グアム、カナダ、メキシコ、サウジアラビア、アメリカ領ヴァージン諸島
- A3102, A3106 :その他色々
- A3104, A3108 :中国本土、香港、マカオ
モデル別の特徴
米国版iPhone 15
いわゆる米国版iPhoneと言われるモデルは物理SIMスロットがありません。eSIMだけ利用可能になっています。そして5GがSub-6だけでなくミリ波も利用可能です。アメリカの人が海外に行った時には現地のSIMを購入する時に物理SIMタイプを購入出来ないのでその点がデメリットかもしれません。まだまだ国によってはeSIMを販売していないところもあるでしょう。
通信バンドで言えば日本版と比較して4Gの1500MHzに未対応となります。
日本版iPhone 15
日本版iPhoneというか日本を含む数カ国で販売されているiPhoneです。5Gミリ波は未対応です。そして日本独自の通信バンドである1500MHzに対応しています。言わずもがな物理SIMとeSIMの両方に対応しています。
通信バンドで言えば5Gミリ波以外は一番対応バンド数が多いです。
中国版iPhone 15
中国版iPhoneの特徴は物理SIMが2スロット搭載可能という点です。5Gミリ波に未対応です。日本版と比較して他のバンドで言えば1500MHz、700MHzの一部、600MHzに未対応です。
国際版iPhone 15
上記3種類どれにも当てはまらず販売される国が一番多いモデルであるため、ここではあえて国際版iPhone 15と呼びます。
この国際版iPhone 15は5Gミリ波未対応です。日本版と比較して他のバンドで言えば1500MHz、700MHzの一部、600MHzに未対応です。
おすすめモデルのiPhone 15シリーズは
日本に住んでいれば日本版iPhone 15しか購入できないです。ショップを探せば日本版以外の海外版iPhone 15を買うことができます。ただし一般的に転売業者となり手間もかかって販売しているため日本の販売価格より高い傾向にあります。
それでも海外版が欲しいというのには理由があります。まず1点目写真を撮影する時にシャッター音が気になる。今では日本のiPhoneでも海外に行けば日本ではないと認識してシャッター音を消せることが可能になりました。しかし日本国内では依然シャッター音は消せません。せいぜいLive撮影にして小さい音にするぐらいしか対処方法がないのが現実です。
2点目は5Gミリ波を使いたい人。米国版iPhoneは2カ国でしか発売しないモデルなので対応している5Gミリ波はn258, n260, n261です。日本で利用されているn257に未対応のため米国版iPhoneを購入しても利用は不可能でしょう。米国に行く人は欲しいモデルかと思います。
3点目物理SIMを2枚利用したい人。今でこそeSIM利用可能なキャリアが増えてきましたが、一部の国ではeSIMがなくてどうしても物理SIM2枚使えるモデルが欲しいという人はおります。
シャッター音なしにしたい人
この人に一番おすすめは日本と同じモデルを販売しているカナダ、グアムで販売しているiPhone 15を購入するのがおすすめです。私はこの国の転送業者を探せていません。該当の国に海外旅行する予定のある人は旅行についでに購入すれば日本版と全く同じだけど、シャッター音をミュートにできるこのモデルが一番いいと思います。
ミリ波を使いたい人
米国版iPhone 15を購入しましょう。アメリカでは転送業者がいくつもあるので自分にあった業者を利用すれば日本から米国版iPhone 15を購入できます。ただし利用可能なミリ波のバンドに日本が含まれていないので米国に出張や旅行に行く人が該当すると思います。誰かの記事をみるとタイでn258が提供予定とのことなので、今後タイに行く人にも良さそうです。
物理SIMをデュアルで使いたい人
中国版iPhone 15を購入しましょう。しかし日本ではeSIMが普及しているので世界1周する人やあまりメジャーではない国に行く人が該当でしょうか。
多くの人へのおすすめモデル
上記で話したようにiPhone 15シリーズは4モデルが世界で販売されています。そのなかの1つが日本版となっているため、正式に日本で利用する人は日本版が一番安心して利用できるでしょう。というのは日本で使う通信機器には技適マークが必須であり、それがついているモデルは日本版のみだからです。iPhone 15シリーズの技適マーク確認はまだ誰もしていませんが、iPhone 14までの傾向をみると同じだと思います。
そういう意味ではカナダ版、グアム版が日本と同じ型番なのでおすすめです。
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