楽天モバイルのエリア拡大大幅前倒し
2020年8月11日の決算説明会で三木谷会長兼社長がMNOサービスとしての楽天モバイルのエリアについて説明しました。それによると基地局建設が2020年6月末時点で5739局が開設していて電波が出ているとのことです。電波が出ていない建設完了した基地局は1万局以上あり回線接続を待っています。実際i-simTripが東北の各地に出かけた時に楽天モバイルの基地局を数多く見かけています。HP上ではエリアになっていないし電力なのか、回線なのか?分かりませんが線がつながっていないことは見た目てわかりました。

そして総務省に提出した基地局の開設計画では2026年3月までに人工カバー率96%を予定していたとのことですが大幅に前倒しして2021年3月までに70%、2021年夏ぐらいまで96%の人工カバー率となる見込みとのことです。これは5年前倒しすることになります。ユーザしてから見ればこの人工カバー率のガイドラインは日本の地図で500m四方に区切って1つの区画で50%以上をカバーすれば、そのエリア100%の人口をカバーするというルールになっています。そのため来年3月時点の70%という数字を見るとまだまだつながらない場所は多いでしょう。96%まで広がれば、住宅地や職場などの利用においてほぼつながると言えると思います。大きなビルの内部にいるとか、地下にいるという場合を除いて。

昔のボーダフォン時代やソフトバンクも街中ではつながるけど地方の田畑など家がない場所を移動中はつながらないということがありました。全国で使おうとすればそんなイメージになるでしょう。
楽天モバイルの5Gは未知数
楽天モバイルの5Gは当初6月サービス開始予定でしたが、9月末に延期されました。NECとSA方式の5Gを共同開発に合意し2021年からの導入予定と発表されています。ということは2020年9月末の5GはNSA方式でしょう。しかしドコモやau、ソフトバンクの5GよりもSA方式に切り替わるのが早いと予想できます。多重接続など真の5Gと言える技術は楽天モバイルが一番のりの可能性もあり得ます。
5Gのエリア展開の視点で考えると免許取得が東京を皮切りに7月に大阪市、神戸市となっています。最初は大都市圏で5Gがエリア化されると言えます。そのため、地方の在住者は県庁所在地に住んでいると言っても4Gでの利用が前提となるでしょう。
安さとデータ無制限を両立した楽天モバイル
楽天モバイルは価格が安くお得です。もちろん格安SIMのような安さはありません。しかしMNOとして速度もそれなりに出ます。256QAM, 4×4 MIMO, 上り64QAMで4G LTEの場合下り400Mbps/上り75Mbpsとなります。3社と比較すれば1世代前の速度でしょうけど、実測値平均で比較すると混雑している3社と似たり寄ったりです。

スマホを普通に使おうとすると3社の従量プランがありますが、一番少ない1GB以内での利用は絶対に不可能です。一般ユーザは使い方やカスタマイズなど詳しくありません。データ通信時に動画再生しないとか画像表示させないといった設定なんて出来ません。使いたい時に動画閲覧して、写真がいっぱい表示されるニュースアプリを見るといった風に使いたい時に何も考えず使う。使い方次第で料金を気にすることがない楽天モバイルは最高だと思います。
iPhoneでRakuten Linkアプリによる無料通話、SMSが使えます。安いAndroidスマホも楽天モバイルから発売されています。
6月時点で申込者数は100万人になりました。300万人までは1年無料キャンペーンをしております。今すぐ急ぐ必要はありませんが、年度末までには300万人を超えてくる可能性は十分考えられます。年末〜2021年3月ぐらいで機種変更を考える人、高校、大学に入学する新年生には楽天モバイルはオススメです。また2年縛りにまだ縛られている人は更新月になったらぜひ検討して欲しいところです。

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