東根温泉近くにある成田山神社(成田不動尊)のお祭り
山形県東根市では古く1910年(明治43年)に干ばつ対策で井戸を掘ったところ温泉が湧き出たのが東根温泉の始まりになります。ここ東根温泉近くには成田山神社があり成田不動尊と呼ばれております。多分、成田山の末寺になると思われます。(なぜ神社?)
ここ東根温泉に、かの正岡子規も訪れた地域で、「雲に濡れて 関山越せば 袖涼し」と俳句が読まれているとか。
ここのお祭りは毎年7月に行われ、約50年にわたって受け継がれてきた「火渡り」があります。無病息災や大願成就を願いながら、真っ赤になった薪の上を裸足で渡ります。
無病息災、厄難消除を祈念しつつ、煙が出たり、暑さに悪戦苦闘しながら、地元の人をはじめ観光客などたくさんの人が参加します。
成田不動尊のお祭り風景
東根温泉にある成田不動尊のお祭り当日の風景です。ここでお参りをし、100円で護摩木に成就したい願いを書きます。後ほど火渡りをする前に燃やされます。
ここがお参り前に手を洗う所です。温泉が湧き出ていて、本日はこの前よりも熱かったです。どう見ても源泉でしょうから、日によって温度が違うんだと思います。
神社の右側に広いスペースがあり、ここに火渡りをするメイン会場になります。まだ時間前ですので、燃やす木や祭壇などが設置されているのみです。
メインの火渡り行事前に神輿かつぎがあります
地元に方でお祭り会場の神社前の通りで神輿を担ぎます。地元の人たちがイベントをいくつか夕方までに開催してくれるため、ゆっくりとした時間を過ごしつつ楽しめるでしょう。今回は早めに行かなかったので、見てませんが去年など「よさこい」もやっていました。
小さいお祭りなので神輿もすぐ終わって、後片付けです。
火渡り前の会場の様子
そろそろ日が暮れてくる時間になり、少しずつ会場に人が多くなります。この写真は火渡り会場なのでまだ人はほとんどいませんが、道路沿いに少しずつ来てました。(*_*)
開始時間近いため、薪も燃やされて雰囲気が出てきますね。
いざメインの火渡りの行事
火渡り行事の式事
成田不動尊の火渡り式事第になります。いろいろな行事が行われた後に火が入れられ、最後に一般の人が火渡りを行います。また、毎年火渡りをした人に色の違うお札を頂くことができます。5色(紫、黄、青、赤、白)あります。5色のお札を集めるとお札やお神酒を頂くことができるそうです。iは今年で3回目になりますので後2年参加しなくては。(^。^)
ちなみに今年のお札の色は青色になります。
出羽三山の山伏たちの登場
いよいよ会場に出羽三山の山伏達の登場です。ほら貝を吹きながら、神社までいらっしゃいます。
神社では般若心経が唱えられ、ほら貝を吹きます。その後、各行事ごとに同じことが繰り返されます。
火渡り会場入り
いよいよ火渡りをする会場に移動します。ここでも火を入れるまでにいろいろな行事を行われます。
今年は風が強く、蝋燭に火がつかないのではないか?とiは思っていましたが、意外に消えません。蝋燭の周りに紙らしきものが巻かれているように見えるのですが、よくわかりませんでした。不思議に思いました。
山伏達が火を入れる前までの紹介の感想
厳かな雰囲気の中で気持ちも安らかになり、気が引き締まります。今回はここまでの紹介となります。
小さい地域の神社のお祭りですが、iにとっては大事に参加していきたいお祭りの1つです。大きな地域のお祭りでは遠くから眺めたり、いろいろな角度から見ることもできないことが多く、それがデメリットでもあり、単純にイベントを楽しむだけという日本人の精神から外れることが多いように思います。しかし、どうしょうか?出羽三山の1つの小さい地域ですが、お祭りでここまで厳かな気持ちになれることは少ないのではないでしょうか?どの田舎でもそうですが、田舎だからこそ昔ながらの伝統が息づいていると思います。大事にしていきたいと思います。また、温泉の町でもあるからこそ宿泊する温泉施設もありますので、宿泊して遠くから参加する観光客もおります。このお祭りは第二土曜日に開催されるようですので、遠くの方から来られる観光客も来やすいのではないでしょうか?
次回はとうとう火を入れて火渡りの様子です。残り少しですが、次回をお楽しみに。
コメント