バリ島の「ングラ・ライ国際空港」でLTE対応のSIM購入可能
インドネシアでは首都のジャカルタでVoltというブランドでTD-LTE形式のLTE提供が以前より始まっていましたが、私の記憶では今年の2月ぐらいからFDD-LTE形式のLTEもインドネシアのあちこちで提供が開始されています。しかし、このFDD-LTEは日本で提供していない900Mhz帯(B8)の周波数になります。日本で対応している機種はi-simTripの記憶ではiPhone6/6Plus, Nexus5/6ぐらいであるため、ローミングで利用する人にとって少々不便という人もいると思います。
少々古いですが、「ケータイWatch」にバリ島でLTEのプリペイドSIMカードを試したという内容の記事が載っています。i-simTripもまだLTE対応していない時期にングラ・ライ国際空港に行ったことがあるのですが、国際線到着ロビーの出口付近にTelkomselのプリペイドSIMカードを販売しているエリアがあり、こちらは価格が高かった記憶(確か2000円前後だったような?)があります。また、Nusaduaにある、観光客向けのショッピングセンターでTOP up(チャージ)もしたことがありますが、販売している価格よりも少ない金額のチャージでした。海外から来られる観光客向けに高い価格で販売されているのではないでしょうか？しかし、この記事の著者である島田さんによると国内線到着ターミナルの方に向かうと「IPORT shop」があるそうです。こちらのショップで通信量が2GB、有効期間30日間で合わせてRp 6万5000（約590円）で購入できたそうです。バリ島に行く方はぜひ、少々手間でしょうが、国内線ターミナルの「IPORT shop」に行ってプリペイドSIMを購入してみていかがでしょうか？
Telkomselのバリ島のLTEエリア
TelkomselのホームページでLTE提供しているエリアを説明してるので、本日i-simTripは確認しました。ご覧の通り、まだデンパサール、ウブド、ヌサドゥアなどの主要な観光エリアしか提供がされていないようです。
7/6より1800Mhz帯のLTE提供が開始(ロンボク)
インドネシアでFDD-LTEは先ほど900Mhz(B8)帯で提供していると言いましたが、この帯域幅は5Mhzしかありません。つまり理論速度は37.5Mbpsになります。（この速度でもLTEは低遅延なので利用しやすいですけど。）これはGSMも900Mzで提供しているために空きがないと思われます。
しかし、GSM方式で1800Mhz帯も提供していますが、2015年7月6日より正式にこの周波数でFDD-LTE方式の提供が始まりました。インドネシアの今後の方針としてGSM方式は900Mhz帯をメインにし、900MhzのLTEバンド(B8)は5Mhz帯域以上は大きくせず、今後1800Mhz帯をGSMからLTEに移行させていくようです。世界的にも1800Mhz(B3)LTEを利用している国は多く、機種も多いからではないでしょうか？日本人としてはインドネシアで1800Mhzエリアが拡大し、帯域幅も大きくなれば利用しやすいと思います。
※後日調べたら、3月下旬、XLで1800Mhz帯LTEをジャカルタ、バンドン、スラバヤで既に試験提供されており、バリ島の承認待ちとありました。10Mhz幅で速度が105Mbpsになり(現地の記事参照)、既にバリ島で提供しているようです。もしかしたらバリ島に行く日本人にとってXLの方が使いやすいかと思います。TelekomselのLTEはバリ島で900Mhzのみとなっております。
追加補足。GSMは42Mbps提供している。
ロンボク島で1800Mhz(B3)LTE提供開始
ということで、1800Mhz(B3)の周波数がバリ島ではなく、近くのロンボク島（最初はマタラム）で7/6より提供が始まりました。
i-simTripが確認した限りでは、Telkomsel, XLで提供されているようです。Telkomselではマタラム、スンギギビーチ、ロンボク国際空港のほか、ロンボク島近くのギリ・トラワンガン島など観光需要が大きい地域がエリア提供されております。残念ながらXLのエリアはマタラム以外、よくわかりません。
以下、TelkomselとXLの7/6より提供開始のニュース内容になります。
Telkomsel
XL
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