タブレットに向く人
PCからスマホ、タブレットへの歴史
ここ20年でWindowsPCが自宅に必ず1台はあるという家庭が多くなりました。平成10年代のころはデスクトップPCでしたが、家の中でも移動して使いたいと人が増え徐々にA4タイプのノートPCを購入する人も出てきました。それからは外出先でもというニーズでB5サイズの携帯性に優れたノートPCも出てきてPCは2,3台あるという家庭もあるのではないでしょうか?
2010年に初代iPadが発表されタブレットというジャンルが出てきました。ノートPCよりも携帯性が高く画面サイズそこそこでスマートフォン同様に指で直観的な操作が可能な機器です。その後すぐにAndroidタブレットも出てきて今では様々な機種が販売されています。最近になるとノートPCでなくタブレットを持っているという家庭もあるでしょう。しかしタブレットがいいのか?ノートPCがいいのか?わからない人もいます。
どういったことに使っているの?
使い方の面から考えましょう。今どういったアプリを使って、どういった目的で使っていますか?
電子機器の主な使い方
- よく使うアプリはSNS、動画閲覧、メール、ウェブ閲覧、ゲーム
- ブログ投稿や簡単な動画編集をする人
- 絵をかく、ノートに手書きをする人
インターネットが当たり前になり、使うアプリケーションも増えてきましたが、使うアプリはだいぶ限られるようになったのではないでしょうか?スマートフォンでいえば、カメラ、SNS(Twitter, Instagram, FaceBook)、メール、ウェブ、ショッピング、ゲームがまず最初に思いつく使い方だと思います。そしてPCでもほとんど同じという人が多いではないでしょうか?かくいうi-simTripも同様です。PCでないと使えない機能はデスクトップPCで作業します。ノートPCで何をするの?と自身に問いかけると先ほど思いつくような使い方がほとんどで利点の1つである持って移動するという目的のためだけにノートPCを使います。このような使い方をする人はノートPCでなくタブレットの方が向いています。
携帯性とサイズと価格
高齢な人ほどよく購入しているのを見かけるサイズはA4タイプです。A4タイプは安いのですが、2kg以上の重さで大きいです。車での移動であれば問題ないですが、持ち歩くのは大変です。そこで携帯性重視のノートPCの場合、コンパクト性が求められB5、B4サイズになります。しかしコストがかかり高価です。この小さいタイプであれば1kg前半ぐらいの重さになり持ち歩いても苦になりません。よく出張や旅行する人であればこのB4,B5サイズ程度のノートPCになると思います。
それに比べタブレットの方はさらに軽くなり1kg未満の重さになります。価格も機種によってノートPCより安い機種や高性能モデルもありノートPCと同じぐらいと考えていいでしょう。携帯性がノートPCよりもさらに高いため、旅行と言わず、ちょっとしたお出かけ時、気軽に持ち歩くことが可能です。文章入力するという人であれば別途ハードウェアキーボードがあった方がいいですが、それと合わせても合計重くて1kg程度かそれを下回ります。
Wi-Fiモデルとセルラーモデルどちらが向いている?
購入機種が決まればタブレットのほとんどがノートPCと違い性能別モデルというよりWi-Fiモデルまたはセルラーモデル、ストレージサイズという選択になります。最初に機種を選ぶと思いますが、その中でどのモデルを選ぶか?を考えることも大切です。
どこで使うのか?
AppleのiPadだけでなくAndroidタブレットもWi-Fiモデルとセルラーモデルがあります。一般的にWi-Fiモデルは自宅やカフェ、コンビニ、空港など一部の場所に設置されたアクセスポイントで提供される無線LANで使う事となります。そのためどんな場所でも使うというより決まった場所で使うという人向けです。
セルラーモデルは高価格
それに対してセルラーモデルは携帯電話会社(MVNOも含む)と契約して電話機同様にエリア内であればどこでもデータ通信可能になります。そのため機器購入費用のほかに通信料金を定期的に支払う必要が出てきます。また、タブレット本体に通信用チップが追加されるためWi-Fiモデルよりセルラーモデルの方が機器の価格が高くなります。
そこで自身にはどっちのタイプがいいか?考える必要があります。
モデル別で向いている人
Wi-Fiモデルに向いている人
- 自宅で使うことが多い
- 外出時はホテル、カフェ、駅、空港と決まった場所で問題がない
- GPS機能が不要な人。iPadはセルラーモデルのみにGPS搭載
セルラーモデルに向いている人
- 移動しながら使いたい人。
例えば電車、バス、飛行機で移動中とか - GPS機能を使う人。
GoogleMAPでナビとか - すぐ使えるに越したことがない人
プライベートで使うほとんどの人はWi-Fiモデルで十分
結論から先に言えば90%以上の人はWi-Fiモデルで十分だと思います。どうしても移動中に使いたい場合、テザリングすればいいのです。しかし外出時にテザリング時間が長い人、お金に余裕がある人、Wi-Fiがない所で使う時間が多い人はセルラーモデルの方がいいでしょう。
Apple製品で一言
個人的にいいと思っているのはiPhoneとiPadを一緒に持つことがおすすめです。普通テザリングをオンにしてからタブレットなど接続したい機器で接続します。しかしiPhoneを触ることなくiPadの方からリモートでテザリングをオンにして接続できます。AndroidとかWi-Fiルータを使うよりもテザリング操作が簡単です。また、iPhoneにかかってきた通話もiPad側で行うことも可能です。
住んでいる住所別のおすすめモデル
地方在住者はWi-Fiモデルがおすすめ
都会に住んでいる人と地方在住者の移動手段を考えてみましょう。都会の人の移動手段は電車、バスがほとんどだと思います。しかし地方での移動手段の多くは自動車ではないでしょうか?地方と言っても政令指定都市レベルであれば都会とあまり変わらない移動手段もありますが。
地方の人は自分で車を運転するため、移動中は何も生産的なことが出来ません。移動中に美味しそうな新しいお店を見かけたとしてもTwitterですぐに発信できません。いざ目的地に着いたりコンビニに途中休憩したら、忘れていたり、既に過ぎたことなので「もういいや」って思いませんか?さらに運転で疲れているため、スマホなどで細かい作業をしようとする気になれないと思います。i-simTrip自身も同じ経験をしています。特に年のせいか目的に着くとすぐに休みたくなります。最近Twitterで特定の地域で発信した投稿のみ検索する手段がわかったので、いざ検索してみると件数が少なくプライベートでどうでもいい書き込みがほとんどで活用できる情報がないことに気づきました。地方在住者の特性として自身の情報発信より趣味や旅行など遊びで有効活用できる情報を収集する側がほとんどではないかと考えています。
都会の人はケースによってセルラーモデルがおすすめ
それに対して都会に住んでいる人は電車やバスで移動する場合がほとんどでしょう。移動中の時間がそのままスマホやタブレットなどを使う時間にできます。その時間はウェブで何らかの情報収集、SNSやLineなどで発信や情報を調べたりして有効的なのは皆さんご存知かと思います。。
また都会であれば店舗数も数多くあり、入店する機会が多く「美味しかった」、「まずい」、「雰囲気がいい」、「サービスがちょっと」など必然的に結果を発信したくなりますよね。話題にできる件数が多いと、互いのコミュニケーションも多くなります。他人とシェアされる情報は参考になる有効的な情報が多くなります。移動中にスマホやタブレットを使う機会も多いです。それだけ移動中に使うのであれば、セルラーモデルの方が使い勝手がよくなるという結論です。
それでも多くの人は購入費用、維持費を考え、テザリングして使う方を優先しWi-Fiモデル購入者が多いと思います。外出先で長い時間使いたいとか、テザリングだとバッテリーがすぐ消費するので問題になるとか、フリースポットはセキュリティ的に使いたくない人とか一部の人に対してセルラーモデルがおすすめとなります。
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