2019年以降台湾に海外旅行に行く方へ
プリペイドSIMやローミングサービス利用者が多い
ほとんどの日本人でスマートフォンを海外旅行に行く場合でも持ち歩いていることでしょう。最近は国際ローミングサービスも1日単位で安くなり日本のキャリアを使っていれば気軽に海外でも通信可能になりました。そして、安く利用したい人はプリペイドSIMを使っていると思います。
日本に近い旅行先である台湾の場合空港に通信会社のプリペイドSIM販売する窓口が必ずあります。価格も安く設定されており価格や料金コースが一目でわかるように表形式に記載されています。
台湾では2018年12月31日で3Gサービス終了
日本の携帯電話で使用する電波の免許を管理するのは総務省ですが、台湾にも似たような部署として國家通訊傳播委員會があります。このサイトに2018年いっぱいで3Gサービス終了する旨の通知が出ています。
台湾で3Gがなくなることによる影響
データ通信は問題なし
海外で使う目的はメール、SMSやGoogleマップを日本人はメインで使うと思います。そして多くの日本人はLTE通信可能な端末を所持しているので、今更3Gが終了しても影響はないでしょう。
台湾のキャリア別4Gバンド
念のため台湾の各キャリアが4G(LTE)で使用している通信バンドを記載しました。
主要な3社(>中華電信、台湾大哥大、遠傳電信)であれば、日本のAndroidスマホのほとんどが1800MHz(B3)に対応しているので通信可能です。しかし残り2社(亞太電信、台灣之星)の場合機種によって未対応の通信バンドです。持参するスマホでどの周波数に対応しているのか?わからない人は主要な3社からSIM購入することをおすすめします。
中華電信 | 台湾大哥大 | 遠傳電信 | 亞太電信 | 台灣之星 | |
---|---|---|---|---|---|
4G
(LTE) |
900(B8) 1800(B3) 2600(B7) |
700(B28) 1800(B3) |
700(B28) 1800(B3) 2600(B7) 2600(B38/41) |
900(B8) 700(B28) 2600(B38/41) |
900(B8) 2600(B7) |
プリペイドSIMで通話が不明
台湾でポストペイドつまり普通に定期契約している人であれば4G通信で高音質で通話可能なVoLTE対応しています。しかし、プリペイドSIMの場合、VoLTEではなく3Gで通話する形という情報しかありません。
いつからプリペイドSIMでVoLTE提供されるのか?不明です。i-simTrip自身10月に台湾に旅行に行くのでぜひ確認したいと思っています。2018~2019年にかけた年末年始に台湾に旅行に行く人が一番確認できると思うので、ぜひその時期に海外旅行に行った人からコメントをもらえるとありがたいです。
コメント
はじめまして。原田と申します。
年末年始に一週間台湾を旅してきました。
■スマホ1→台灣大哥大プリペイドSIM(リチャージ可能タイプ)
■スマホ2→docomo系MVNOのSIM(データ通信ローミング不可)
■Wi-Fiルータ→中華電信SIM(リチャージ可能タイプ)
結果、何も変化はなくそのまま使えました。滞在場所によって「3G」に表示が変わっていましたので、そのまま3Gサービスは継続されていると考えられます。
あまり通信のことには詳しくなく、ネット上には『VoLTE対応機でないと1/1以降は音声通話ができなくなる』という過激な書き込みもあって不安でしたが、やや拍子抜けでした。
少し調べたところ
■政府方針が「3G」停波を目指していることは間違いなく、各社割り当ての2100MHz帯は3G免許からLTE免許に書き換えられている
■3GからLTEに契約変更しなかった電話番号は(11月時点で約20万件あったそうです)、2019年7月1日に強制解約される
■VoLTEは依然としてあまり普及していない
※これはポストペイド契約での有料オプション扱いになっている影響が大きいと思われます
■少なくとも音声通話サービスは引き続き3Gによって行われており、政府も「異質網路サービス」としてそれを認めている
※亞太電信にいたっては、LTE免許の周波数帯を使って、いったん停波されたはずのGSM方式を新たに導入
・・・という感じではないのだろうかと推測しました。
VoLTEの普及にはかなりの期間がかかると思われますので、それまでは3G電波は停まらないのではないでしょうか。
コメントありがとうございます。
確かにいきなり3G停波はないだろうと私も思っていました。