今年の予定を変更し海外旅行の決定
昨年まで海外旅行を行く回数が多かったため、今年2016年のi-simTripは海外旅行を断念し国内旅行を計画しておりました。しかし、LCCなど航空業界も変化が激しいですね。今までは成田、羽田、名古屋、大阪がLCCの拠点となって海外まで安くいくことが多かったのですが、最近地方の空港と海外が直接路線接続されるようになってきました。札幌、仙台、茨城、岡山、広島、高松、鹿児島、石垣島などがLCCで海外に直接行けるようになってきました。
ということで心惹かれているのですが、なかなかLCCでも安い価格の航空券とはならず断念しておりました。国内旅行の計画をしていたのです。LCCとは言っても決して安くはありません。確かに普通の航空会社よりは安いのですが、日本人の休暇ってばらばらではなくGW、夏季休暇(お盆の時期)、シルバーウィーク、年末年始というふうに時期が決まっております。休暇がばらけることは稀です。そのためLCCとはいえ、需要が高い書き入れ時は高いLCCが多いです。逆に定年退職した人や学生、主婦、無職の人などスケジュールに融通が利く人にとっては需要の低い時期に行くことができるため、LCCは正に安く海外に行けるでしょう。うらやましい限りです。
ここでi-simTripの近くの空港でLCCが開始された影響なのか?キャンペーンが良かったのか?それなりに安い航空券を購入することができました。行先は台湾です。おー。感動です。
そこで今までにも何回か台湾には行ったことがあり、過去2回はプリペイドSIMを購入して楽しい旅行ライフを過ごせた経験から今年の旅行もプリペイドSIMのお世話になろうと台湾のキャリアの情報を調べてみます。
台湾の通信キャリア2016年の最新情報
LTE通信の革新の速さは韓国が有名ですが、台湾の通信キャリアのLTEの高速化も早いと思います。他のブログで投稿している情報も数多くありますが、なかなか最新情報はどうなっているのか?つかみにくいように思います。
i-simTripがいろいろと調べてみた結果は以下となります。
台湾の通信キャリア(5社)の2016年5月現在の最新情報
台湾の通信キャリアのバンド情報
中華電信 (China Telecom) |
台灣大哥大 (Taiwan Mobile) |
遠傳電信 (Far EasTone) |
亞太電信 (Asia Pacific Telecom) |
台灣之星 (Taiwan Star Telecom) |
|
---|---|---|---|---|---|
2G | 900Mhz 1800Mhz |
900Mhz 1800Mhz |
900Mhz 1800Mhz |
900Mhz 1800Mhz |
900Mhz 1800Mhz |
3G | 2100Mhz(W-CDMA) | 2100Mhz(W-CDMA) | 2100Mhz(W-CDMA) | 2100Mhz(CDMA2000) | 2100Mhz(W-CDMA) |
4G LTE | 900(B8)10Mhz幅 1800(B3)15Mhz幅 2600(B7)20Mhz幅(2016.3月下旬) 3CA対応 |
700(B28)20Mhz幅 1800(B3)(5Mhz->10Mhz幅拡張され15Mhz幅) CA対応 |
700(B28)10Mhz幅 1800(B3)20Mhz幅 2600(B7 3CA対応 (全て合わせて65Mhz幅という広告が出ている。B7ではなくB38ということ?) |
700(B28)10Mhz幅 1800(B3)5Mhz幅 2600(B38) |
900(B8)10Mhz幅(2016.1月) 2600(B7)20Mhz幅(2016.4.14開始) CA対応 (GalaxyS7/Edgeで2CAで225Mbpsと説明があった) |
※亞太電信のみ合併があったこともあるためなのか、なかなか情報を調べることが困難で正確な情報がつかみにくく信頼の低い情報となります。700Mhz(B28)が20Mhz幅、15Mhz幅、10Mhz幅と情報が錯そうしていました。人によっては900Mhz(B8)もあるような投稿もあったり。6/21にLTEバンド幅を再度調べて修正。
LTE2600Mhzが3月末(または4月)から提供開始
先ほどの表に記載していますが、台湾の通信キャリアの最新情報を調べていたところ2600hzでLTE通信が開始されたようです。基本FD-LTEのBand7がほとんどですが、一部でTD-LTEのBand38で提供するキャリアもあります。ちなみにTD-LTEは早くても下期から開始のようです。
桃園空港は全てのキャリアのプリペイドSIMがある?
比較的新しいブログの書き込みを見てみると桃園空港は全てのキャリアのプリペイドSIMの販売がされているようです。しかし、亞太電信、台灣之星のショップは第二ターミナル(入国審査前)のみで販売されているという情報だったのですが、昨年10月ぐらいから第一ターミナルでも販売されていたという情報が出てきております。しかしどちらも制限区域内なので、深夜時間に到着する便の場合、仮に近くのホテルに宿泊し再度空港に行っても購入できないと思います。
台湾のプリペイドSIMお薦めのSIMはどれ?
桃園空港で販売されているプリペイドSIMの価格
桃園空港で販売されている5社のプリペイドSIMの料金コース(利用可能日数)と販売価格は以下となります。また、桃園空港のショップの開店時間は10:00-20:00とおります。
利用 日数 |
中華電信 (China Telecom) |
台灣大哥大 (Taiwan Mobile) |
遠傳電信 (Far EasTone) |
亞太電信 (Asia Pacific Telecom) |
台灣之星 (Taiwan Star Telecom) |
---|---|---|---|---|---|
3日 | NTD300 | NTD300 | NTD300 | NTD250 | NTD250 |
5日 | NTD300 | NTD300 | NTD300 | NTD250 | NTD250 |
7日 | NTD500 | NTD500 | NTD450 | NTD450 | NTD450 |
10日 | NTD500 | NTD500 | NTD500 | – | NTD450 |
※通話利用できる金額に応じて別価格もありますが、割愛します。
※利用日数が多い料金コースもありますが割愛します。
台湾のおすすめプリペイドSIM
今年のプリペイドSIM購入の前提を検討
i-simTripが以前台湾に行った時はいずれも深夜の桃園空港に到着する便になっていました。そのためショップが閉店しているためプリペイドSIMは台北駅の近くにある携帯ショップ(この時には台灣大哥大)から購入しました。当時はまだ3Gしか提供していなかったため、3Gで実測が高速という書き込みが数多かったこととショップの場所の紹介もあったので利用しやすかったのです。今年利用する予定の便も比較的深夜であるため、空港で購入することはできませんが、初日は空港近くのホテルに宿泊し再度桃園空港に移動してから台北に行く予定を考えています。そのため、2日目に空港でプリペイドSIMを購入しようと考えています。何回も桃園空港の経験があるし。
また、利用予定メイン機種はもちろん持っている中で一番最新のiPhone 6s Plusを想定。先月にSIMロック解除しました。しかしNexus5も一緒に持っていきプリペイドSIMを購入時は「サイズがMicro SIM」と店員に言って購入するつもりです。というのは、過去にバリ島のングラライ空港でNexus5のSIMトレイを勝手に開けられたことがあり、(その時にはSIMトレイ取り出しピンを財布から取り出そうとスマホを机の上に置いたつもりが店員さんが勘違いし勝手に開けられました)その時にピンが何か変なもので開けられてスマホのSIMトレイピンの穴周辺に傷【変な丸い跡。たしかボールペンみたいのでした。】がつけられたという経緯から店員に触ってほしくないからです。幸い台湾のキャリアはどれもマルチサイズ対応のSIMカード(パッケージがmini SIM, Micro SIM, nano SIM対応)だし、自分で簡単にnanoサイズにしてiPhoneに変更できるでしょう。
海外でプリペイドSIMを購入するときってアクティベーション手続きなどの方法がわからないということで店員さんにスマホを渡してお願いするか、気を利かしてスマホをよこせと言われて勝手にやってくるれることがままあります。昔は後ろのカバーを外すタイプのスマホなので気にしませんが、現在のスマホはピンを差し込んでトレイを取り出すタイプなので国によっては大事なスマホに傷をつけられる恐れもあることも考慮して下さい。自分で手続きすると言って店員からSIMのみ受け取るという手もありますが、なかなか初めての人には難しいですよね。
通信キャリアを検討
まず最初に自分が持っていくスマートフォンでLTE通信可能なバンドを確認することが必要です。i-simTripの今回のメイン機種はiPhone 6s Plusです。そのため台湾のどの通信バンドでもLTE通信可能なことが分かっています。最近は複数の通信バンドを合わせて速度を高速化したキャリアアグリゲーションが普及していて、3つのバンドを合わせて更に高速化した3CAという機能もあります。台湾では今年の4月から2600Mhzの提供と合わせて3CA対応のキャリアも出てきています。この3CA対応の機種はまだ一部しか扱っておらず、日本でも自分の国の通信バンドのみに対応した機種しかありません。2016年はまだ3CAを海外で利用するということは難しく2CA程度の利用を考えたほうがいいでしょう。
次に考慮する必要があるのが、自分のスマホの対応バンドでLTE接続できる台湾のキャリアどれなのか?確認しましょう。台湾のLTEは基本的に700Mhz(B28)をメインにしている傾向があります。次に1800Mhz(B3)となります。今年4月からは2600Mhzの利用も可能となりましたが、このバンドのエリアがまだ未知数です。iPhone以外のAndroidスマホとなると最新機種でない限り700Mhz対応している機種はなかなかありません。世界的に多い1800Mhzは日本で発売されている機種でも多いです。この1800Mhz提供している、中華電信、台灣大哥大、遠傳電信(いわゆる中心的な3社)に購入予定キャリアを絞り込めます。通信バンドの帯域が多い中華電信と遠傳電信はどちらも2600Mhzの提供は始まっているし、高速化を期待できるでしょう。台灣大哥大は2600Mhzバンドを持っていません。直近までは評判もよかったですが、この新しいバンドがないため将来的に疑問を感じます。
後はどの場所に旅行に行くのか?その場所ではどのキャリアが早いのか?になりますが、台北に行く方がほとんどでしょう、先ほど検討した2社であれば誤差の範囲と言えます。
現時点でi-simTripが購入を考えているプリペイドSIMはこの「中華電信、遠傳電信」2社となります。
もう1つ気になることがあります。このメイン3社はデータ通信にパケット制限があります。どうも300NTDは最大1.2GBのようです。しかし、亞太電信はパケット通信無制限です。ということでメインのキャリア1社と亞太電信のSIMをゲットし使い勝手を試してみたいとひそかに思っている次第です。
VoLTEサービスが開始されているけど
台湾のキャリアの全てを確認したわけではありませんが、音声通話のVoLTEが開始されています。しかし、まだPostPaidタイプでオプションコースとしての提供のみにとどまっているようです。Prepaid SIMではVoLTEの提供をしていないためSIMを刺してLTEで接続する場合には、念のためVoLTEをOffにしたほうがよさそうです。VoLTEがOnのままだとLTE接続できなかったという書き込みを見かけました。
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