MNP移行0円が4/1から開始
総務省から携帯キャリアに対して値下げ圧力がかかって2020年秋ぐらいより安いプラン続々と発表されました。実際にサービス開始されたのは2021年3月下旬ぐらいからですが、他にもMNP転出手数料が4月より0円になりました。会社によっては事務手数料も0円になっていたりします。いつもであれば新年度が始まる4月に向けて12月ぐらいから徐々に新高校生や新大学生、新社会人の新しい携帯電話の購入が始まるのですが、この影響で3月下旬もしくは4月に入ってから契約する人が多くなっていると思います。
楽天モバイルの利点
そして楽天モバイルは契約時、解約時の事務手数料が0円です。そして4/7まで1年無料を提供しています。初めての人だけですけど。
i-simTripは2020年4月にお試しでサブ回線として1年無料の回線を契約しました。やはりいきなりメイン回線を使うには初めてのキャリアではリスクがあり過ぎますからね。実際iPhoneでは最初問題がいくつかありました。今では一部の機能制限がありつつ通話やSMS、データ通信を安定して使えるようになりました。エリア展開も急いで実施していることもあり地方の主要都市でそれなりに使えるようになりました。2021年4月からであればメイン回線を使ってもそれなりに十分満足できるレベルになったかと思います。
何よりも1GBまで無料とRakuten Linkアプリから通話やSMSを発信する限りどれだけ使っても無料ということがインパクトがあります。そこが一番の利点です。最近のスマートフォンであれば2回線同時に使うことが可能な機種が多くなりました。エリアに不安がある人は楽天モバイルを通話+データ通信のメイン回線に、そしてデータ専用を別途安い回線の合わせて2つ用意すれば十分に安定したスマホ環境を用意できると思います。
楽天モバイルの申し込み手続き
ということでi-simTripは4月になってからメイン回線のMNP予約番号を取りました。MNPを0円にするためには3月にMNP予約番号を取得してはいけません。注意してください。
Webで楽天モバイル申し込み
お試しで使っていたサブ回線は3月中に解約済みです。解約と契約を当月同時に行うと2回線目という処理になってしまうので注意しましょう。
i-simTripはiPhone XSを使っています。最終形は「楽天モバイル+IIjmio」の組み合わせにするつもりです。4/3に家族用の回線として楽天モバイルショップの予約をしています。その時同時にiPhone XSで使うため契約するつもりでしたが、先行でWeb申し込みすることにしました。この時eSIMの場合の契約の流れを確認すべきでした。後になってこれが問題になるとは。
まあこの時、早めに使えるようになるだろうとeSIMで契約し、後で楽天モバイルは物理SIM、IIJmioはeSIMのデュアル回線にする予定で考えていました。
楽天モバイルの開通手続き
しかし、申し込みしてすぐにeSIM登録するためのQRコードを開くボタンが表示されません。eKYCという本人確認だとAIで自動的に本人確認されますが、Webで申し込みしたため免許証や自身の顔写真との確認が手動になったようです。また、確認済みになってもすぐに開通出来ません。後で判明したのですが、自宅に確認のためのQRコードのシールが張られたSTART GUIDEが送られてきます。物理SIMで契約しても結局郵送で時間がかかるので同じです。
到着したら裏側に貼られているQRコードをスマホのブラウザで開くと本人確認完了されます。
この状態になって初めて、「転入を開始する」ボタンをクリックしましょう。このボタンを押すことで現在使っているMNP移行前で使っている電話番号が使えなくなります。
そのあと、スマホとは別にPCなどで「開通手続きをする」ボタンをクリックしましょう。するとeSIM登録するためのQRコードが表示されます。
eSIM情報をスマホに登録
eSIMのプロファイルの書き込みとAPN設定
iPhoneであれば「設定 > モバイル通信 > モバイル通信プランを追加」をタップしQRコードを撮影するとSIM情報が登録されます。「音声とデータ通信」からVoLTEをオンにします。そして「モバイルデータ通信ネットワーク」からAPNを設定しましょう。次のURLに設定内容が記載されています。

i-simTripの場合、eSIMにいくつか登録しているため区別をつけやすくするため名称を楽天モバイルにしました。
「モバイルデータ通信」、「デフォルトの音声回線」ともに楽天モバイルに変更します。My楽天モバイルの申し込み履歴画面には回線開通完了と表示が変わりました。

これで楽天モバイルのeSIMプロファイル情報をiPhoneに書き込みし設定が完了します。アンテナピクトも電波を受信していることがわかります。
Rakuten Linkアプリの設定
後はRakuten Linkアプリの設定です。特に難しい設定はなく同意するにタップして設定を進めます。自身の電話番号を入力し「認証を開始」をタップして完了させます。
次で注意しましょう。プロフィールを作成で「連絡先に登録されている相手にのみ表示する」を必ず選択しましょう。不特定の誰にでも見られるのはよくありませんので。
通話の発信と受信、SMSの送信と受信確認をすれば基本的な設定が完了となります。
楽天モバイルの契約全般のレビュー
2020年に使っている人が勘違いする点は低速モードにしても1GBを超えると980円かかる点です。auローミングで高速通信可能な容量が5GBな点は変わりありません。auローミングエリアにいることが基本という人であれば普段低速モードでもいいかもしれません。しかし楽天モバイルのエリアの人であれば低速でも高速でも有料になるためのカウントは変わりありませんので高速モードのまま使った方がいいと思います。
数日使って見ましたが数日使った限り特に問題になる点はありませんでした。iPhoneだと緊急地震速報などを受信されない点だけ注意してください。
eSIMから物理nanoSIMに変更手続き
4/3楽天モバイルショップにいった時に申込番号の箇所が準備中(お届け中)のままのため、その場で物理SIMに変更手続き出来ませんでした。しょうがないので、ショップを後にしその日の夜に再度My楽天モバイルのサイトを見ると完了ステータスになっていました。
そこですぐにnanoSIMの変更申し込みをしました。自宅へ到着は4/6となりました。土日の事務処理は休日でしょうし月曜日に発送したのだと思われます。到着する当日にならないとMy楽天モバイルの申し込み番号の箇所に伝票番号が出ないので発送したのかどうかわからないところが難点です。
到着したら大きな箱に小さいSIMカードだけが入っていました。早速SIMカードを取り出します。
そしてMy楽天モバイルサイトで開通ボタンをクリックします。
そしてSIMカードをiPhoneにセットする前にeSIMを削除します。この時には既にeSIMのアンテナピクトは圏外状態でした。
eSIM情報を残してもゴミになるため最初に削除します。次にnanoSIMをiPhoneにセットします。そしてeSIMの時と同様にVoLTEをオンに変更し、APN設定を行います。いきなりデュアル回線にせずまずは楽天モバイルのみを使う設定にして動作確認しましょう。
最後にモバイルデータ通信を楽天モバイルからIIJに変更します。
これでIIJmioがデータ通信で楽天モバイルが音声回線のデュアル回線の状態の出来上がりです。
楽天モバイルさんにはeSIMの申し込み後、nanoSIMに変更申し込みしてお手間を取らせて申し訳ございません。i-simTripの2021年に使用するスマホの最終形になりました。これで440円(税込み)/月の状態の出来上がりです。通話はRakuten Linkアプリでデータ通信はIIJmioのMVNOなので通信費が安くなります。注意点はIIJmioで低速モードにした状態だと通話で音切れする可能性が高いことです。平日高速モードにして一番混雑する昼の時間に電話を掛け10分程度通話しましたがきれいな音質で普通に使えました。低速モードを普段使いする場合、3日連続366MB以上使うと超低速になってしまうため注意しましょう。
iPhoneを出来るだけデータ通信しないような設定にしつつIIJmioを高速通信モードを基本とした使い方がベストだと個人的に考えています。IIJmio自身安いので容量が不足するなら最初から2GBでなく、もっと大きな容量のプランにするのも手ですね。まあIIJmioをデータのメインにするか楽天モバイルの方をデータ通信のメインにするかはその人の事情によりおすすめが変わると思います。
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