auの新料金プランが6月から開始
この前ドコモから分離プラント合わせて料金プランが発表されました。やはりauからそれに対抗する料金プランが出てきました。i-simTripが感じた印象はやはりわかりにくいの一言です。KDDIからの発表内容を動画で見たり、ウェブページも見ましたが、条件に該当した料金を前面に押し出していて、該当しない場合の料金が認知されにくいと思います。また、条件も今まで同様にウェブページの後半にいくつもあります。結局自分自身が使うならどうなるのだろうと感じます。安いのか、高いのかわかりません。KDDIから発表された料金をそのまま鵜呑みに出来ないのは今まで通りです。ドコモの料金の方がわかりやすい印象でした。
新ピタットプランは誰にお得か?
新ピタットプランの料金表
auのサイトはお得な価格のみ強調されていますので、auが広告している条件付き料金と通常料金の2つのみを表にしました。
新auピタットプラン | 家族3人以上 一人当たり |
通常料金 |
---|---|---|
~1GB | 1,980 | 2,980 |
1~4GB | 2,980 | 4,480 |
4~7GB | 4,480 | 5,980 |
この安くなる料金を適用するためにはauスマートバリューで-500円、家族3人以上の家族割プラス適用で-1000円を適用した時の条件を適用する必要があります。ただし、~1GBプランの場合、auスマートバリューは適用されません。このauスマートバリューは家の固定通信サービスの加入が条件です。
新旧ピタットプランの違いから見えること
今までのピタットプランの場合、通信容量が1GB未満、1~2GB、2~3GB、3~5GB、5~20GBと5パターンに分かれていました。それが1GB未満、1~4GB、4~7GBの3パターンに少なくなっています。KDDIの発表動画では統計で1~4GBが全体の45%と一番多く、1GB未満が30%少々とかでこじつけされていますが、i-simTripの考えでは以下のことを考慮していないと思います。
- 現状、通信料金が高いから出来るだけ少なく使っている
- 2GBや3GBと小分けのデータを示さずプランに合わせたプレゼン
- 小分けにせずひとまとめにしてKDDIの増収につなげている
スマホのデータ容量は増え続ける
自身の使い方から見えるデータ容量
i-simTripは一般の人と違ってIT業界の人なのでPCやサーバ、ネットワークだけでなく、スマホにも詳しいと自負しております。スマホの設定を最適化し自身が使わないアプリやOS(Android、iOS)の通信を出来るだけ少なくする設定をしています。主に外出中に使うアプリはTwitter,Gmail,Chrome(主に小説を読む)です。Twitterでも動画が自動再生しないようにしております。画像だけ表示させています。ニュースアプリは画像非表示です。この状態でほぼ毎日使ってモバイル通信容量は2GBを少し超えるぐらいとなります。一番消費するのはChromeで1GB、Twitterで300MB、Gmailで100MB、OSが200MBとなり他のアプリで数MBとかです。
しかし、一般の人でカスタマイズして不要な通信をここまで少なくする設定をする人は少ないと思います。また、若い人であれば動画再生やゲームをして通信容量を消費しやすいでしょう。逆に30代以降から高齢の人でもニュースを見たりしても自動で画像表示や動画再生されますのでやはり消費しやくなっています。1GB未満の人はほとんどスマホを使わない人と予想されます。逆に3GB前後が今も変わらず一番多いと考えていますが、それを超えると4GB,5GBと言わずもっと消費が激しいと考えられます。
また、家庭内でも人によってはバラバラの契約先もありえます。現状と変わらずKDDIは安く見せて囲い込みをさせたいという思いが裏側に見えます。
インターネットのプロバイダ側のデータで通信容量は増加傾向は変わりません。スマホだけが該当しないということはありえず、通信容量は上昇傾向です。写真がきれいになれば、その分サイズも増えます。最近は動画撮影も増えているでしょうし、何もしなければクラウド上にデータがバックアップされます。
よほど使わないという人でなければ1ヶ月1GB未満は難しいです。
eSIM普及すれば安くできるかも
auだけに限らずキャリアから発売される(MNOに最適化された)スマートフォンでDSDSやDSDVという2つのSIM対応する機種はなかなか発売されることはないでしょう。1台の端末に2つのSIMにする必要性がないからです。搭載すると逆に他社のSIMが搭載される可能性があり収入につながらないからです。反対にMVNOから発売されるスマホや直接メーカが発売するSIMフリースマホであれば高機能をうりに出来ますので発売されるでしょう。現在iPhoneやGoogle Pixelシリーズがそれに当てはまります。総務省からのガイドラインか何かでeSIMがMVNOに開放されれば通話だけMNOでeSIMはMVNOの安いデータ通信を使うとか、eSIMでMNOとMVNOを切り替えて使うとかお得で新しい使い方が出てくるでしょう。
auの新料金プランの総評
一言でいえば、現行のピタットプランとそんなに変わらないという印象です。家族も家の回線も全てauという人だけが享受できるということです。
しかし、長い間同じ使い方をするってありえません。IT関係は変化の激しい業界です。そのため、新機種や通信速度などもすぐに変わります。長い間auを使い続けることが苦痛と将来にありえます。すぐに解約できるような状態を安い通信費で維持することも考えてauと付き合うことを考えてほしいと思います。ちなみにi-simTripは音声通話のみの基本プランでMNOと契約し非常に安く使っています。(iPhone XSはMVNOでデータ通信のみ)
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