2018年モデルのiPhone Xs(仮)の発表前リークで注目する点

基本的にはiPhone Xのマイナー版

今年のiOS12の機能を6月のWWDCで既に発表されました。今までと違い今年のiOSはパフォーマンスアップするための改善が主体で新機能と言えるようなものはほとんどありません。そういうOSであるため、そのOSを搭載するiPhoneも2017年に発売されたiPhone Xから大きな変更はなさそうです。既にiPhone Xを購入した人は買い替える程魅力ある製品と言えないと思います。どちらかと言えばApple Watch4やiPad Proの方を検討した方がよい年でしょう。しかしそれでもi-simTripは以下を注目しています。

iPhone Xsのモデムチップはintel製

2018年モデルで発売予定のiPhone Xs(仮)に搭載される通信モデルチップは全てインテル製となる見通しとリークされています。今まで日本で発売されたiPhoneはクァルコムで海外で発売されるモデルだと一部インテル製でした。今年からはクァルコムではなくなります。インテル製でも最新のXMM 7560というチップということで十分な性能がある模様です。

intel XMM 7560の性能が高い

このintel XMM 7560はLTE規格である3GPP Rel.13に対応した製品です。
下り速度は最高1Gbps、上りは最高150Mbps対応です。
速度に影響する機能としてキャリアアグリゲーションは下り5CAで上り2CA、QAMは下り256QAMで上り64QAM、4×4 MIMOに対応します。周波数関係は3.5Ghz,5Ghzを含む35バンド対応、LTE-FDD/TDD, WCDMA, TD-SCAMA, CDMA/EVDO, GSM/EDGE対応となります。
インテルでは2019年出荷予定のXMM 7660や5G対応する最初の製品XMM 8060というのが次のチップとして予定されています。このチップになると3GPP Rel.15で最大1.6Gbpsととてつもない速度になります。まだ今年のiPhoneの発表もまだですが、2018年のiPhone XsにXMM7560搭載であれば、2019年のiPhoneで5G対応する製品が出る可能性があり更なる将来に期待を持てます。

iPhone Xs Maxの注目点

ランドスケープモード

ところで最新のリーク情報だと6.5インチサイズの製品名はiPhone Xs PlusではなくiPhone Xs Maxになるのでは？という話が出ていますね。この大画面6.5インチモデルであるiPhone XS MaxはiPad Proのようなランドスケープモードの画面となる予定です。

デュアルSIM対応

廉価版の6.1インチモデルと有機液晶画面の6.5インチ版のiPhoneだけがデュアルSIM対応モデルの予定です。日本で販売されるモデルでも対応するのか？までリークされていませんが、対応した場合海外に行った時に現地のプリペイドSIMでデータ通信、通話やSMSは日本の番号という使い方が可能となり使い勝手が向上するでしょう。

2018年に発売されるスマートフォンに機種変更をするべきか？

日本は2019年から5Gサービスが開始を意識しよう

毎年、発売されるスマートフォンは何らかの改善が行われ魅力的に映る製品があると思います。しかしスマートフォンの機種変更を考えるうえで将来の通信サービスがどうなるか？も考慮する必要があると考えています。消費者も賢くならないと。
3G通信だったのが数年前にLTE(4G)が開始されました。最初のLTE対応機器が出た時には速度が3Gに比べて非常に速くなり購買意欲がそそられたと思います。こういったことが2019年の5Gサービス開始で再度発生すると思われます。もちろん以前に比べてLTEでも十分速いし、当初5G対応エリアは大都市圏や政令指定都市ぐらいだと思いますので満喫できる人は少ないでしょう。

2019年のiPhoneにターゲットを絞ろう

キャリアで契約しているiPhoneユーザでちょうど2年更新時期の人が持っている機種はiPhone 7/7 Plusだと思います。iOS12にアップグレードすれば性能的には問題ないと思います。今年のiPhone Xsも十分魅力的ですのでミー文字を使いたいという人であれば、機種変更による分割払いでまた2年間使うのもありでしょう。しかし、2019年のiPhoneは新たな体験ができる製品になるはずです。iOS 13は新機能が搭載される予定とリークされています。5Gサービスも開始される年です。2017年と2018年の違いより、来年予定の新しい機能と今年発売の機能では大きな違いが出ると思います。そういうことを意識するとiPhone Xsに買い替えるべきか？後1年待った方がいいか？をもう一度考えてみるのもいいと思います。