iPhone 12 日本版にミリ波がない
10月14日AM2:00よりアップルから新iPhone 12シリーズの発表がされました。ようやく5G対応機種が発売されますが、なんと日本で発売されるiPhone 12シリーズは5G対応周波数がSub-6のみで高速通信可能なミリ波に未対応となります。日本だけではありません。米国版以外のすべての国で販売されるiPhone 12シリーズはSub-6のみ対応するモデルとなります。
iPhone 11シリーズまでは同じiPhone 11でも各国ごとのモデル(型番)の集約が行われその国だけ特有の型番というのが少なくなっていました。しかし5G対応になり4G対応の初期と同じように国ごとの型番の種類が多くなりました。(前回投稿に国ごとの型番を記載)
日本と同じ型番はカナダだけとなっています。技適認証されている海外版モデルはカナダのApple Storeで購入するしかなくなりました。よく海外のモデルを販売しているスマホ通販サイトがありますが、欧州版、香港版、シンガポール版あたりを販売しています。カメラのシャッター音をなくしたい人にとって今年のiPhone 12シリーズを購入するには非常に難しくなったと言わざるを得ません。
i-simTripとしてはミリ波対応モデルでない日本のiPhone 12シリーズに魅力を感じません。購入したいとのは米国版モデルのiPhone 12シリーズです。
Apple USサイトからiPhone 12 Proの購入を試す
Apple US購入のための準備
アメリカのApple Storeから購入するためにはAppleで普通に使っているアカウントでは出来ません。アメリカのアカウントが必要となります。Appleサイトの言語を米国に変更してアカウントを作成するだけなのでそれほど難しくありません。以前に作成しているので今回は特に不要です。
しかし、発送住所もアメリカ国内にする必要があります。この敷居が非常に高い理由です。アメリカには荷物の転送サービスを提供している会社があります。これを利用すれば一度アメリカ国内で荷物を受け取り、日本に転送してもらえます。様々な会社がありますが、今回はSpear Netというサイトを利用することにしました。アカウント作成し利用時にのみ費用がかかるだけであり費用もそれほど高くないからです。サイトによっては維持費のような感じで1年毎にお金を支払う必要がある場合もあります。
10/16 21:00から米国版iPhone 12 Pro購入手続き開始
まずはAppleのサイトをUSに変更します。「www.apple.com/us/」とjpのところをusに変えればすぐにUSサイトに変わります。そしてiPhone 12のサイトを開きましょう。
今回i-simTripが購入したいモデルはiPhone 12 Proです。そこで最初はiPhone 12 Proを選択します。
次に色を今年の新色である「Pacific Blue」、米国のキャリアを利用しませんので「Sim-free」を選びます。サイズを256GBとし、次の選択項目は下取りするか？を聞かれていますのでNoを選びます。支払方法は一括払いのため「One-time payment」を選びます。「No AppleCare+ coverage」として「Add to Bag」ボタンをクリックします。
「Review Bag」ボタンを押すと選択した詳細画面が出てきます。発送予定日もこの画面で表示されます。問題なければ「Check Out」ボタンをクリックします。
米国のアカウントでログインします。発送してもらう場合には「I’d like it delivered」を選択し画面を進めます。支払方法はクレジットカードまたはPayPalの2択です。
ここからは問題となりました。
クレジットカードを入力する画面にするとカード番号の他に支払者の住所を入力する画面があります。発送先住所と同じにするためのチェックボタンもあります。手動で入力する画面で日本用に選択することが出来ません。色々と入力方法を変えて決済しようとしても出来ませんでした。またPayPalもアメリカ側で作成したPayPalアカウントでしか決済出来ない旨のメッセージとなり同様でした。
Apple USサイトからの購入結果の考察
アメリカのApple Storeから通販で日本から購入するには非常に難しいと言えます。支払うところで躓きました。アメリカまたはオーストラリアやドイツとか欧米側で発行されたクレジットカードを使えるようです。国の選択画面にいくつかの国を選べますが日本で発行されたクレジットカードを使えません。またPayPalのUSサイトでアカウントを作成しようとしましたがこちらも出来ませんでした。アカウント作成時に米国の電話番号が必要になります。nextplusというアプリで米国の電話番号を取得できますのでそれを使えば住所入力画面まで進めることが出来ます。しかし、Google Mapでアメリカの適当な住所を調べ本物の住所を入力しても間違っている旨の表示になり出来ませんでした。他のブログサイトでは作成した旨の話が出ていますが年々セキュリティ強化されていると予想されます。
US-BUYERから購入する方法
少し高くなりますが、もう1つ日本から米国版iPhone 12シリーズを購入する方法があります。それはUS-BUYER.COMを利用する方法です。App Storeのアプリもあり、Webサイトと両方使うことが可能です。
こちらのサービスは単純な転送サービスだけでなく日本から購入ができない品物を代理で購入し自身の会社で一旦受け取り、その後に日本に転送してくれるサービスです。自身での購入ではないため、手数料がそれなりにかかってきます。品物をサイトを実際にWebアクセスして見積依頼するとどれぐらいの価格になるのか？回答してもらえます。OKなら支払うと手続きを開始してくれます。
- iPhone 12 Pro (256GB) -> \142,951.-
- 送料 \3,576.-
- 輸入関税と消費税 \9,864.-
i-simTripが見積依頼をしたら上記の金額となり合計\156,391.-となり結構な金額になることがわかります。日本でも海外版(US版は見かけませんが)が発売されることがありますが、それよりは少ない価格です。しかし自身で購入するのに比べれば高いので本当に欲しい人であればこの手段もありでしょう。ちなみにi-simTripはそこまでして欲しいわけでもないため日本版も含めiPhone 12モデルの購入を見送ることにします。やはりX60世代のチップのiPhoneが欲しい。
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