2020年5月時点のiPhone 12最新リーク
2020年に入ってからいくつものiPhone 12リーク情報が紹介されています。どんな機能になるのか?毎年気になっている人もいることでしょう。そしてかくいうi-simTripも常にアンテナを張っています。詳細なリーク情報はiPhoneリークを専門にあつかっているサイトで説明されているのでそちらを参考にしてもらった方がいいかと思います。私の方ではそのリーク情報の中から気になるであろう機能を整理して買い替えを検討しているユーザ視点から総評としてまとめました。
iPhone 12シリーズの最新リーク情報
5G
通信機能のかなめの部分は2020年のiPhoneから5G機能になることは早くから様々なサイトで紹介されています。今までのintel製チップからQualcomm製のX55というチップになります。そしてこのチップは第一世代5Gチップ(X50)と比較して通信速度が3.7Gbpsから7.5Gbpsにアップされています。5Gで使用する通信バンドを複数キャリアアグリゲーション(CA)に対応したことで実現しています。X55の特徴は以下となります。チップ性能の全てがiPhone 12で有効化され使えると限りませんが、ハイエンドのiPhone 12 Proシリーズであれば期待を持てます。わかっているのは低価格のiPhone 12の方はsub-6のみ対応でiPhone 12 Proの方はSub-6とミリ波両方に対応する予定という事です。
- 5Gミリ波・・・最大800MHz幅、2x2MIMO
- 5G sub-6・・・最大200MHz幅、4x4MIMO
- 下り速度・・・最大7.5Gbps
- 上り速度・・・最大3Gbps
- 5G Duall SIM サポート
2020年6月21日にiPhone maniaのサイトに驚きのニュースが出ました。チップ製造をするTSMCがiPhone 12用のA14チップとX60チップの製造を6月に開始すると発表されました。現時点、最新世代であるX55チップを搭載されたAndroidスマホが出ていますが、X55の製造プロセスルールが7nmに対してA14, X60ともに5nmで製造されます。電力問題など様々な問題を解消するでしょう。そしてX60搭載された初めてのスマートフォンがiPhone 12シリーズになるとすれば多いに魅力的な製品になり購入する人も増えてくると思います。(2020/6/21追記)
X60になるとSub-6とミリ波のCAをサポートします。さらにFDD-FDD、TDD-TDDのほかにFDD-TDDのCAも。
4Gで利用している周波数を5Gで利用できるようにするDSSや5Gで音声通話を可能にするVoNRも使えるようになります。(2020/6/22追記)
ProMotion
5月の最新リーク情報で出てきたのが画面がiPad ProのようにProMotionテクノロジーになったことです。今までの画面書き換えは60Hzだったのが最大120Hzになります。iPad Proで搭載された時に判明していますが、この機能は常に120Hzで高速表示されないことです。なぜならバッテリー消費が激しくなるため、不必要な時には60Hz表示となります。iPhone 12 Proでも同様だと思われます。このProMotion機能の他にSuper Retina XDRとなりコンストラクト比がより大きく、さらに10bitカラーまで対応されます。
Face ID
Face ID機能の話が出るときにはノッチ部分も説明する必要があります。iPhone 12シリーズではノッチが完全になくなることはありませんがiPhone 11と違い小型になるようです。そしてFace IDはiPad Proのように広い視野角のサポートと様々な方向からロック解除できるようになります。
カメラ機能
カメラ機能はiPhone 11シリーズから大幅に機能アップされ最新のAndroid同様に暗いところでもきれいな写真撮影が可能になります。iPhone 11では広角カメラだけが暗い場所でも明るく撮影出来ましたが、iPhone 12から超広角やフロントでも暗い場所が明るく撮影可能になります。メインカメラ(多分広角レンズだと個人的に予想)は54Mピクセルまで対応するようです。また光学ズームは今までは最大2倍ですが3倍になります。
微妙なリーク情報としてiPhone 12 Pro Maxにのみ超広角カメラにセンサーシフト式光学式手ぶれ補正機能が付くほかにセンサーの大型化でカメラ画質が向上するという話もあります。
iOS 14でSplit View
iPhone 12と同時に開発されている最新のiOS 14ではiPadOSと同様にSplit Viewに対応しiPhoneでも画面分割できるというリーク情報も出ています。実際にどこまで実装されるか?不明ですが、そういう情報が出ているという事は検討されていることの証でしょう。実際iPadOS 14のSplit Viewは2分割から3分割まで可能になる情報が出ていますのでiPhone側で2分割可能にしても決しておかしくありません。
2020年機種変更するための総評
iPhone 12シリーズ機能一覧
今までに紹介したiPhone 12シリーズの機能を表に整理しました。
Display | RAM | Storage | その他 | |
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iPhone 12 (5.4インチ) |
Super Retina Display (BOE OLED) |
4GB | 128GB – $649 256GB – $749 |
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iPhone 12 Max (6.1インチ) |
Super Retina Display (BOE OLED) |
4GB | 128GB – $749 256GB – $849 |
|
iPhone 12 Pro (6.1インチ) |
Super Retina XDR with ProMotion (SAMSUNG OLED) |
6GB | 128GB – $999 256GB – $1,099 512GB – $1,299 |
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iPhone 12 Pro Max (6.7インチ) |
Super Retina XDR with ProMotion & 10-bit Color Depth (SAMSUNG OLED) |
6GB | 128GB – $1,099 256GB – $1,199 512GB – $1,399 |
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※ただしiPhone 12, iPhone 12 Maxの最小ストレージ(本表は128GBから記載)が64GBからというリーク情報も同時に出ておりどちらが可能性として高いか不明です。
おすすめモデルはPro Max
現在までリークされている情報を見ていくと廉価版iPhone 12/12 ProとiPhone 12、iPhone 12 Proの3つに分けて購入するモデルを検討した方がいいと思います。一番高機能モデルが欲しい人またはカメラ機能を重視する人はカメラ機能をより高機能にされるiPhone 12 Pro Maxがおすすめです。Split Viewが実装された場合でも使いやすいと思います。ただしこのモデルは重いしでかいのでそれを気にしない人でないとダメですが。
そして普通にハイエンドモデルが欲しい人はiPhone 12 Proがおすすめです。トリプルカメラで超広角が実装されてナイトモードも超広角まで対応しているしメモリも6GB搭載なので長い期間安心して使えます。
安さ重視するけど最新モデルが欲しい人はiPhone 12/12 Proがいいでしょう。メモリが4GBでカメラがデュアルレンズとなるためその部分を割り切れる人でないといけません。チップは最新A14となって性能アップがA13と比較して大幅アップされるため2年ごとの機種変更や3年以上使い込んでいる人にとっていいと思います。また5GがSub-6のみ対応となりますが日本で5G対応するエリア展開が遅れています。ドコモが一番エリア展開が早いと思いますがそれでもミリ波はさらにごく一部でしょう。そのためミリ波対応していない機器でもそれほど問題になりません。2021年モデルであればミリ波対応がいいと思いますが。
最後にA14チップ搭載されたiPhone 12だと4K(30fps,60fps。スローモーション撮影は120fps,240fps)のほかに8K(30fps)まで対応されるようです。4K(60fps)撮影も普通に使うレベルの機種でしょう。購入するモデルのストレージ容量はよく考えてほしいと思います。[:]
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