iOS13がリリース
先日9/13に2019年の新iPhone 11シリーズの予約が開始されました。ようやく発売日9/20になり既存iPhoneにもiOS13がリリースされました。早速i-simTripは早朝に手持ちのiPhone XSをiOS13にアップデートしました。サイズは2.28GBでダウンロードして「今すぐインストール」を押せるようになるまで30分程度待ち、アップグレードが完了するまで1時間弱はかかりました。そしてiPadOSは当初9/30(日本時間10/1)という情報が出ていましたが、iOS13.1とiPadOSは9/25リリースに前倒しというニュースが出ています。iOS13はiPhone 11出荷に合わせて早目にフィックスされていますので当然不具合が残っているはずです。例年通りであれば日本人にとって安定性にかけるレベルです。そのため早目にiOS13.1というアップデートバージョンが出ることは喜ばしいことです。それまでiOS13にアップデートしたiPhoneを使う人は2,3日に1回再起動して使っていくことをおすすめします。いくつかの不具合修正が出ているでしょうから待ち遠しい限りです。
iOS13で気に入った新機能
iOS12と違ってiOS13は様々な新機能が搭載されました。アップデートして一番最初に設定したのは当然ダークモードです。ここではi-simTripがちょっといいかもと思った機能、特に気に入った機能を紹介します。
セキュリティ
iOS13ではセキュリティ機能も改善が進んでいます。6月の発表時に紹介された機能もありましたが正式にリリースされましたのでAppleから正式な説明サイトもありライターやYouTuberの方が紹介していなかった機能も含めて色々と説明していきます。
Wi-Fiの暗号化がWPA3対応
i-simTripが驚いたのが無線LANに接続する時の暗号化方式が今まではWPA2までしか対応していませんでした。iOS13にすることでiPhone 11だけでなくiPhone XSなどでもWPA3に対応しました。WPA3自身が搭載されること自体紹介されていなかったので驚きました。また、新機種だけでなく既存機器でもWPA3に対応できるということにも驚きです。無線APは新機種以外WPA3対応していませんので、安心な暗号方式に対応したければ最新の無線APを購入する必要がありますが、ファームウェアのアップデートで対応できるのであればぜひバッファローなどの無線APメーカにも対応してほしいと思います。
Appleでサインイン
アプリの認証でAppleでサインインできるようになりました。当然アプリ側で認証できるように対応する必要があります。アプリ開発のガイドラインで必須らしいのでそのうち対応アプリが出てくるでしょう。また、認証時のメールアドレスというかIDを一時的なメールアドレスに出来る機能は特に使ってほしいです。
Dolby Atmosに対応
iPhone 11シリーズしか対応しないと思っていましたが、なんとiPhone XR/XS/XS MaxでもiOS13にすれば対応します。iPhone XR、iPhone XS、およびiPhone XS MaxはDolby Atmos、Dolby Digital、Dolby Digital Plusに対応していると公式情報で出ています。ということはiPadOSでもステレオ再生可能ということです。実際、公式のiPadOS機能説明サイトにも記載されていました。2018年モデルのiPad Proも対応します。先程i-simTrip自身iOS13のiPhone XSとiOS12.4.1のiPad Proで映画再生して体験してみました。同じバージョンの時にはiPad Proで再生した方が音質がよかったのですが、iOS13にしたらiPhone XSの方が奥行きのある音質になっていてびっくりしました。これは驚きの体験の1つとなるでしょう。
アプリの起動とFaceIDの高速化
これはすぐに実感できました。ロック解除だけでなく様々なアプリでもFaceID認証していると思います。例えばコンビニレジでQRコードを使おうと思ってもSuicaと違ってアプリを起動して認証してからQRコード表示まで時間がかかると思っていませんでした?i-simTripはレジ精算に時間がかかるので現金でもいいかもって思ってしまいます。Suicaなどは田舎人なので当然ほとんど使いません。しかし、iOS13になったら明らかに速さを実感できました。
ただし、実感できたのはFaceIDのロック解除のみです。公式では最大30%高速化とあります。アプリの起動は最大2倍高速化とありますがこれはあまり実感できませんでした。アプリのサイズが小さくなるらしいですが、アップデート前にインストールしてあるアプリはもしかしてサイズが小さくないので、起動速度が同じなのかもしれません。
ファイルで外部ドライブ
この機能はiPhoneで今までPCのように使うために外部ドライブをサポートします。lightning経由でSDカードやUSBドライブなどに保存されているファイルにアクセスできます。また、SMBで共有フォルダへのアクセスやZip圧縮およびZip解凍機能も追加されました。iPhoneでよりiPadで使う機会が多いと思います。
ミー文字とメッセージ
ミー文字に新しいヘアスタイル、帽子、メイク、ピアスなどの新しいミー文字カスタマイズオプションが追加されました。また、ミー文字がステッカーパックになって“メッセージ”、“メール”、他社製のAppおよびすべてのiPhoneモデルで使用可能になりました。
メッセージだけでなく他のアプリでも使うという機能はおそらく画像ファイルを添付できるようなアプリだと予想されます。実際i-simTripはLineで使えることを確認できました。一般ユーザがiOS13で特に使う機会が多いだろう機能ですね。
システムから見た新機能など
i-simTripが気にいった点は以下3点です。
- モバイル通信・Wi-Fiともに「省データモード」
- コントロールセンターでWi‑FiネットワークおよびBluetoothアクセサリを選択
- Webページ、“メール”のメッセージ、iWorkの書類、および“マップ”で、ページ全体のスクリーンショットを撮影可能
モバイル通信でギガが不足した場合、「省データモード」を有効にしましょう。具体的な説明は見ていませんが写真の同期がオフになったり、普通のアプリでも少しデータ通信量が少なくなるようです。また、以前はコントロールセンターからWi-Fiなどのオンオフだけでしたが、接続先を実際に選択できるようになっています。
3点にはあげていませんが、これ使えるかもと思う機能もいくつかあります。例えばSiriの更なる機械学習によってユーザに対して賢く提案されるようです。ショートカットアプリはそのSiriと連携して自動化の提案されるみたいなのでちょっとした改善ですね。
他にはApp Storeからダウンロードした新しいフォントをサポートしたり、メールで受信拒否した送信者からのメールを直接ゴミ箱に移動させたりする機能があります。
また充電部分は「最適化されたバッテリー充電」というのがあります。これはiPhoneの使用状況が機械学習され、例えば使っていない夜間は80%以上充電しないなど制御し充電の劣化速度を改善させます。
iOS13が標準搭載されるiPhone 11はカメラ関係が一番の特徴ですのでそれに関するアプリも当然新機能がありますが、i-simTripはあまり気にならないのでここでは割愛します。
マウス対応
iPadOSとiOS13はともにマウス対応していますが、AssistiveTouchを有効化することでマウスを使う事ができるようになります。このAssistiveTouch自体、一般のユーザは使う機会が少ないと思います。ここを有効にして、デバイスという項目からBlueToothやUSBマウスを使えるように設定することでiPhoneのマウス操作が可能となります。しかし、普段からAssistiveTouchを有効にすることはおすすめしません。
AssistiveTouchメニューという丸いマウスのポインターみたいなのが常時表示されるようになるからです。待機状態になると薄い色の表示になるのですが完全に消すことができずこれが気になってしかたありません。マウスを使う時だけAssistiveTouchを有効化して使う事をおすすめします。またiPadOSでも同様かと思います。いちいち設定から切り替え操作すると大変ですのでショートカットでボタン1つで切り替えられるようにすればマウスも使いやすくなるでしょう。
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