10/1から始まる総務省の制限
総務省と携帯電話会社の話し合いが繰り広げられてニュースとなって配信されていました。そこで決まった様々な制限がある改正電気通信事業法が10月1日から施行されます。2年縛りの解約金9500円は1000円になります。2年縛りのありなしの差額は170円以内とすることになります。最初はauからNetFlixを使えるプランでこのガイドラインに沿ったプランが発表されました。しかし、本格的なメインプランとなる発表はソフトバンクが最初となりました。
ソフトバンクの料金プランは魅力的
2年縛りなし解約金0の驚き
一言で言えば思い切ったプランです。1000円程度の金額では縛りの意味はほとんどありません。そのため縛り自体を完全になくしました。もちろん縛りがないためそのための解約金はありません。そして料金プランのシンプルさ。お年寄りや女性など複雑な話を理解しにくい人でもわかる料金コースとなっています。基本プラン+データ定額サービスだけです。今までのような複雑な条件はありません。また、ここで提示されている料金自身がauのように条件付き金額というわけではありません。
また割引は以下の3つだけとなる模様です。
- 1年おトク割
- おうち割 光セット
- みんな家族割+
1年おトク割
新規契約または機種変更時(USIM単体契約を含む)、「基本プラン(音声)」または「基本プラン(データ)」に加入した場合に1年間適用される割引です。(「データプラン100MB」は対象外)
おうち割 光セット
指定の固定通信サービスとセットで利用することで、携帯電話の利用料金が割引されるサービスです。
みんな家族割+
名前の通り二人以上の家族で使用する時に割り引かれるサービスです。
基本プランが必須
これはフューチャーフォン(ケータイ)、スマートフォン(スマホ)、タブレット、モバイルWi-Fiルーターどどれにも必ずかかってくる必須の料金となります。データ定額サービスの説明(後述)に記載されていますが、フューチャーフォンだけはこの基本プランのみで契約が可能となります。ということはそれ以外の機種ではデータ定額サービスと必ず組み合わせて契約する必要があります。ここがゆういつの注意点でしょう。
基本プラン
名称 | 月額 | 対象 |
---|---|---|
基本プラン(音声) | 980円 | スマホ、ケータイ |
基本プラン(データ) | 980円 | タブレット、モバイルWi-Fiルーター |
「みまもりケータイ」「キッズフォン」「あんしんファミリーケータイ」は、「基本プラン(みまもりケータイ/キッズフォン)」(月額490円、1回5分以内の国内通話無料)で利用可能です。通話料は、同一家族割引グループ内の国内通話は24時間無料、それ以外の国内通話は20円/30秒の従量課金です。基本プラン(音声)は、国内通話が24時間無料になる「定額オプション(月額1,500円)」、1回5分以内の国内通話が無料になる「準定額オプション(月額500円)」も可能です。
データ定額サービスから見えるお得な部分
フューチャーフォン以外は必ずデータ定額サービスも一緒に契約する必要があるとソフトバンクの説明から読み取れます。また、以下の詳細なコースを見るとタブレット、モバイルWi-Fiルーターは実質基本プランのみとしてメイン回線(スマホやフューチャーフォン)のデータ定額サービスとシェアできます。
また、1GBと決め打ちのサイズのプラン、100MBのプラン(ケータイのみ)があります。データ料金を段階制にしたくない人にとっては朗報のプランです。この2つの利点がソフトバンクの魅力に思えます。
データ定額サービス
名称 | データ容量 | 月額料金 | 対象 |
---|---|---|---|
データプラン 50GB+ |
50GB | 6,500円 | 全機種 |
データプランミニ | 0~50GB(4段階) | 3,000~7,500円 | 全機種 |
データプラン 1GB(スマホ) /データプラン 1GB(ケータイ) |
1GB | 1,500円 | スマホ、ケータイ |
データプラン100MB | 100MB | 300円 | ケータイ |
データシェアプラス | 親回線の データ容量から使用 |
0円 | タブレット、 モバイルWi-Fiルーター |
ケータイは、「基本プラン(音声)」のみ(月額980円~)で利用可能です。テザリングの利用には、「テザリングオプション(月額500円)」のお申し込みが必要です。テザリングもデータ容量の上限まで制限なく利用可能です。
ソフトバンクに移行する人が増えそう
ソフトバンクの魅力度がアップされたプラン
とにかく条件がほとんどなくなりシンプルイズザベストです。細かい条件を組み合わせてどれが自身の家族に最適なのか?を気にする必要がなくなりました。また、音声通話も1500円や500円プラスするだけで無制限または5分定額にすることが出来ます。この部分で魅力的なプランと思う人もいると思います。
これから発売されるiPhone 11 ProやAndroidスマホでもガラケー、ガラホでもソフトバンクで使ってみようという人が増えそうです。気になるならちょっと使えばいいだけです。不満点があるのであれば別のMNOやMVNOに移るだけ。事務手数料は今まで同様にかかってくると思いますのでそこは注意しましょう。
個人的に気になる点
i-simTripが使うパターンとしてデータ通信はMVNOにしていきたい点があります。安さだけを言えばMVNOにはかないません。また、ソフトバンクは地方在住者から見ればエリアが狭いということが欠点になります。この点はどうしてもドコモやKDDIにかないません。
そのため、個人的には音声のみとする基本プランだけで利用することに魅力を感じます。何度も繰り返しますが細かい説明書きとしてスマホではなくケータイのみが基本プランだけで契約できます。仮に契約できたとしてもauのようにSIMをスマホに差し替えて利用することが出来ないのでは?と予想されます。そのSIMをスマホに差し替えて利用出来れば音声のみソフトバンクのSIM、データ通信はMVNOのSIMとDSDV対応のスマホで使う事が出来るようになります。だれか人柱になる人がいると思いますので今後に注目していきたいと思います。
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