2019年Appleから新iPadが発表
春に発表されるのではないかとリーク情報が出ていましたが、ようやくAppleから発表されました。3/25よりも前に発表されましたが、以前も似たようことはありましたのでApple信者からすればまたかって思ったかもしれません。そしてiPadとiPad miniという製品名かと思いきやiPad(第7世代)ではなくiPad Air (第3世代)と言う製品名になりました。そして一緒にiPad mini (第5世代)や新Air Podsも一緒に発表されました。
以降、iPad Air 3, iPad mini 5という名前で説明したいと思います。
iPad Air 3とiPad mini 5のいいところ
iPad Air 3, iPad Pro 10.5の特筆すべきところ
今回のiPad Air 3, iPad mini 5はチップ性能だけが機能アップするのではと言われていましたが、正しくもあり正しくないところもあります。確かにチップはA12 BionicとなりiPhone XS/XS Max/XRと同じ性能になりました。これは単純な性能アップではなくARなどに使うNeural Engineという機械学習する機能が廉価版のiPadまで浸透することを意味します。6月に開催されるWWDCでますますA12ベースが必要なiOS 13の情報が出てくるかもしれません。そして画面はTrue Toneディスプレイ対応、広色域のP3対応、Retinaディスプレイでフルラミネーションディスプレイになっています。スピーカーも2つだけですが、ステレオスピーカーに対応です。通信機能はA12チップになったことでiPhone XS/XS Max/XRと同じギガビット級対応です。また、iPad 6と同じようにApple Pencil(第一世代)に対応しています。しかし、変わらない点もあり、Face IDは未対応でTouch ID認証でヘッドフォンジャック、Lightning端子が引き続きあります。
iPad Air 3はiPad Pro 10.5のリニューアル版
iPad Air 3はiPad 7として発表されるのでは?というリーク情報が3月ぐらいから10.5インチのサイズになる話も出てきていました。iPad 6は9.7インチでしたので、10.5というサイズでのリーク情報からiPad?って思った人もいるかもしれません。そしてiPad Air 3として発表されて10.5インチというリークに納得しました。
そしてiPad Pro 10.5のリニューアルと言われる通り、Smart Keyboardに対応しています。カメラがiPad Pro 10.5の時よりもグレードダウンしていますが、その代わり出っ張りがなくなり背面が平らになっています。
iPad mini 5
iPad mini 5では先に述べた特筆すべき点のみかと思います。しかし、大人の男性であれば片手でしっかり持って右手でApple Pencilを使いやすいモデルでしょう。
iPad Air 3, iPad mini 5の価格
au以外はApple直販とほとんど差なし
Apple Storeからの直販といつものようにドコモ、au、ソフトバンクの価格(税込み)を紹介します。いつものようにキャリアからの購入の場合、割引が入って実質負担額が小さくなりますが、今年は端末販売と通信契約を分離の影響で変わってくると思います。既にiPhoneなどのスマートフォンをキャリア契約で使っていてiPadなどのタブレットも一緒に使いたいという人であれば、その恩恵がありますがどこかのタイミングで変わるでしょう。
そしてauだけがAppleStoreの価格より高い価格設定されていますが、ドコモとソフトバンクはほとんど価格が変わりません。さらにソフトバンクからはWi-Fiモデルも販売されますが、価格はAppleStore直販と全く変わりません。何らかのお得なポイントがあればソフトバンクからWi-Fiモデルの購入もいいと思います。
Wi-Fi+Cellular | ||||
---|---|---|---|---|
64GB | 256GB | |||
Apple | 75,384円 | 93,744円 | ||
SoftBank | 74,880円 | 93,600円 | ||
au | 88,200円 | 105,120円 | ||
docomo | 75,816円 | 93,312円 | ||
Wi-Fi | ||||
64GB | 256GB | |||
Apple | 59,184円 | 77,544円 | ||
SoftBank | 59,184円 | 77,544円 |
iPad mini
Wi-Fi+Cellular | ||||
---|---|---|---|---|
64GB | 256GB | |||
Apple | 65,664円 | 84,024円 | ||
SoftBank | 65,520円 | 83,520円 | ||
au | 79,560円 | 96,840円 | ||
docomo | 66,096円 | 83,592円 | ||
Wi-Fi | ||||
64GB | 256GB | |||
Apple | 49,464円 | 67,824円 | ||
SoftBank | 49,464円 | 67,824円 |
iPad Proの価格比較は以前の投稿で紹介しています。

iPadラインナップの総評
全てのiPadでクリエイティブに使える
今回の製品発表で今までモデルチェンジしてこなかった廉価版モデルもすべて一新されました。iPadの全てのモデル(iPad 6を除いて)でA12やA12Xチップとなり、Apple Pencilも使え、iPad mini 5以外はApple純正のSmart Keyboard(又はSmart Keyboard Folio)でキーボード入力も可能になりました。これは価格の安いiPad Air 3, iPad 6, iPad mini 5でもYouTubeなどの動画やウェブ、ゲームコンテンツを見るだけという状態からPCに近いクリエイティブなことに使えるようになったことを意味します。またA12になったことで機械学習機能を使ったARなどを豊富に活用できる何らかのサービスの登場に夢を持てる製品です。
どういった人に向いている?
今まで安いタブレットやノートPCが欲しいと思っていたユーザに対して本当のタブレットとしてiPad Air3, iPad mini 5が十分ターゲットになっています。
PCライクに近い使い方ができる機能をiOS 13で提供される可能性も高いです。Androidタブレットは確かにiPad mini 5やiPad 6より安い製品も確かにあります。しかしiPad mini5, iPad 6はAndroidタブレットよりもちょっと価格が高いだけで満足に行く高品質な製品です。画質、音がよく、Androidと違って長くアップデートを提供してくれます。PCのように使えないところもありますが、PCではできないことがタブレットでは出来ます。そして、PCライクなことが出来るタブレットがiPadです。Split View, Slide Overという機能で2画面分割はPCライクに使える1つの利点です。
iPad mini 5は手軽さ重視向け
iPad mini 5は画面が7.9インチとスマートフォンよりも大きいですが、タブレットにしては小さいサイズです。その変わり300gちょっとと軽さが利点であります。スマートフォンの画面サイズが大きくなってきたとは言え限界があります。ノートPCを持っている人で手軽さを追求したい人に向いているのではないでしょうか?
iPad Air 3はPCライクに使いたい人向け
iPad Air 3はiPad Proまで高性能が必要でないという人に向いています。iPad Proは確かにiPadよりも非常に高性能ですが価格も高く多くの人はそこまで高い製品が必要と言う人は少ないと思います。お金にゆとりがあれば別ですが。
クリエイティブなことをやりたい、例えば絵を描く、文章を手書きで、キーボードで文章を入力したい、しかしノートPCのような汎用性は不要という人に向いています。
iPad 6は安さ重視したい人向け
2018年3月に既に発売されているiPad 6ですが、継続販売されます。価格は最初から安いため引き下げはありません。とにかく安くタブレットを使いたいという人に向く製品でしょう。
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