海外旅行時の通信手段動向

今まで海外旅行時のスマートフォン利用方法

数年前まで海外旅行に行ったとき、滞在先でスマートフォンを使う場合にはローミングサービスは高額ということでWi-Fiレンタルルータを日本出国前に空港で借りるという手段が主流だと考えられていました。
また、安さを求める人はSIMフリースマートフォンまたはSIMロック解除したスマートフォンを準備し、現地キャリアのプリペイドSIMを購入して使うという方法をとられています。最近では様々な国で使えるプリペイドSIMがAmazonなどで販売されていて、それを使って国際ローミング接続して安く利用するという方法もあります。このSIMは周遊プリペイドSIMという名前で呼ばれることもあります。

24時間定額のローミングサービス

しかし、auから２４時間単位で国際ローミング利用可能な定額サービスが提供されました。「世界データ定額」と呼ばれています。これは980円で24時間ローミング利用可能になるサービスです。データ通信量は国内で契約しているパケット定額から消費される形です。au STAR会員であれば1カ月に1回（24時間）無料で利用でききます。

同様にドコモでも2018年から「パケットパック海外オプション 」というサービスで提供開始されました。キャンペーンとして9月30日まで利用した人には毎月1回分相当のdポイントが還元されます。

ドコモやauユーザがそのサービスを使うためにはスマートフォンでローミング有効する必要があります。しかしその時点でインターネット利用できない状態になっています。ここで定額サービスの申し込みをすると利用できる仕組みとなっています。そのため海外でパケ死することがなく安心して利用することが可能です。

海外旅行先でお勧めな通信手段は？

海外で人気の通信手段

以前の投稿で記載していますが、海外でインターネット接続するための通信手段で一番人気はホテルのWi-Fiサービスとなります。無料というだけでなく宿泊先にいるときスマートフォンやPCでゆっくりと利用できることが一番の要因だと思います。しかしこれでは外出先で地図や配車アプリを使うことができません。
2番目以降ではWi-Fiレンタルルータ、空港のWi-Fi、キャリアの定額ローミングとランクインされています。

国内利用中の通信会社別海外でお勧めする通信手段

キャリアユーザはローミングが一番便利

先ほどから説明しているキャリアの定額ローミングサービスが比較的低価格かつ24時間単位で利用可能になったため今年から利用する人は増えているのではないでしょうか？アメリカなどでは現地のプリペイドSIMでも高額ですし、そういった国に行った場合には利用しやすさだけでなく価格面でも非常にお勧めな手段だと思います。
ただし１つ注意が必要です。それはデータ通信は定額ですが、通話は別途かかることです。相手は海外にいることを知らずあなたに電話をかけてきます。

MVNOユーザは周遊プリペイドSIMがお勧め

MVNOユーザはキャリアではないため定額ローミングサービスはありません。また、MVNOである格安SIMを利用しているということは価格に敏感なユーザだと思います。アジアであれば現地のプリペイドSIMが一番安く済みます。今では到着した空港でSIM販売されていますので入手手段の敷居はそれほどでもありません。空港でのSIM購入が難しい国や敷居の高さを感じる人であれば周遊プリペイドSIMを事前購入して利用するのが簡単でしょう。飛行機に乗っている途中でSIMを差させ、到着したらすぐ利用できるのも利点の１つです。SIM購入のため時間を割く必要がありません。