楽天モバイルってどんなプランがあるの?
スーパーホーダイプラン
データ通信の特徴はまずは高速通信容量が設定されています。プランSの場合、これが2GBとなっています。この容量を使いきると速度制限が1Gbpsに制限されます。他のMVNOの速度制限が200~300Kbpsに対して比較的高速に制限されているのが楽天モバイルの特徴と言えます。ほかに通話が最初から5分(7/1からは10分)通話かけ放題になっています。
基本料金が設定されています。契約時の楽天会員IDを持っていると500円割引となります。これはほぼ100%の人が楽天IDを取得するするでしょうし無条件に割引と考えていいでしょう。また最初に契約する時、利用年数を決めて契約します。この年数設定で更なる割引額が決まってきます。契約期間を2年間、3年間とするとするとお得なようです。
楽天会員にはランクがあって楽天サービスを利用が多いとブロンズ、シルバーなどランクが上がってきます。これの最上位ランクであるダイヤモンドランクだと1年目のみ対象月の基本料金が980円になります。
しかし、3年間も縛る人の割合は多くないと思われます。以下に多くの人が利用するだろう、契約期間制限を設けない場合と2年間縛りにする場合を比較して紹介します。
スーパーホーダイプランのプラン比較
楽天モバイルのサイトには割引が大きく見えるよう基本料金と楽天会員割(500円)を別々に記載されていますが、全ての人が楽天IDを作成すると考えられます。そのため、以下の表に記載する基本料金は最初から楽天会員割(500円)適用済みとして記載しています。
またMNOと同じように2年縛りにする人はそれなりにいると考えられますのでその条件での比較表としました。3年縛りもありますが、そこまで楽天モバイルを気に入る人はいないでしょうから表から除外しました。
プラン | 基本料金 | 2年契約時の基本料金 |
---|---|---|
プランS | 2480円 | 1980円 |
プランM | 3480円 | 2980円 |
プランL | 5480円 | 4980円 |
プランLL | 6480円 | 5980円 |
組み合わせプラン
通話可能なプランは上記のプランをベースになりますが、データ通信のみであれば、それとは別に組み合わせプランというのがあります。通話SIM、050データSIM、データSIMと3パターンありますが、基本的には050データSIM、データSIMのどちらかを利用するのがほとんどかと思います。ベーシックプランというのは速度が200kbpsに制限されているのが基本的な注意事項です。契約期間に関する制限はありません。(ただし通話SIMは除く)
スーパーホーダイプランで気を付けたい細かい条件
楽天モバイルのホームページを見て似たような印象を持ってませんか?i-simTripが持った印象はMVNOというよりMNOのドコモ、au、ソフトバンクと似たような料金形態にしていて非常にわかりにくいと思いました。
MVNOと言えば契約条件も少なくシンプルな料金プランでわかりやすくいつでも解約できると言いイメージですよね。しかし楽天モバイルは違います。
契約条件の容量超過の速度制限
ほとんどの人は2GBのプランSで契約するでしょう。しかし、3GBほしい人もいますよね。しかし6GB契約はしたくない。この場合、最高1Gbpsになるに速度が落ちてしまいます。しかしここでも条件が。混雑する時間帯である12~13時、18~19時は最高300kbpsになります。
期間を縛る長期割
楽天モバイルは契約期間を縛らなくても楽天会員割で永年毎月500円割引されます。しかし契約を縛る長期割も併用する人が多いでしょう。しかしこの割引はこの縛り期間だけです。縛り期間を過ぎると長期割はなくなるため基本料金が上がります。
途中解約に気を付けよう
この長期割で2年間または3年間縛った場合に途中で契約する時に9500円の解除料がかかります。この辺りもMNOと同じような感じになっています。
スーパーホーダイプランの料金プランから見えること
楽天モバイルはユーザを取り込むのが主体
楽天モバイル以外のMVNOで高いシェアを誇っているのはOCNモバイルONE、mineo、IIJmioの3社です。楽天モバイルはMVNOの中で一番のシェアを誇っていますが、これはfreetelと合併したことによる数字上のマジックであることを忘れてはいけません。こういう状況で楽天モバイルが提供している通話可能な料金プランは2年、3年縛りにして長期的にユーザを囲い込みし売り上げの安定化を目指しているようにi-simTripは見えます。また、サービスが始まってまだ浅いMVNOですのでYモバイルと同様にユーザを取り込むことを主体にしていますので縛り期間終了後には基本料金が高くなってしまいます。Yモバイルでもそうですが縛り期間が終了すると別の通信会社に移動する人が多く出てきます。もしかして今後始まるMNOとしてのサービスを考えているのかしれません。
他のMVNOと比較する
ある程度通話をしたい人向け
楽天モバイルの料金を他のMVNOを比較すると最初から通話定額が組み込まれています。7月からは10分通話となります。しかしデータ通信コースは最低2GB、次が6GBです。一般的には3GB使う人が多い傾向にあることからちょっと変則的なコース設定にされた印象があります。また、楽天モバイルも速度切り替えアプリがあります。これで普段から低速モードで利用するとほとんどパケット消費されません。そういう人に対しては500MB、1GBというコースが他のMVNOにはあるのですがそれもありません。楽天モバイルとしてはあまり安くはしたくない、けど少ないパケットサイズのコースが必要ということでの2GBになるプランSのコースだろうと考えられます。はっきり言ってデータ通信より通話もある程度する必要がある人向けという感じです。
契約期間縛りと速度
外のMVNOと違って契約期間を縛らせて解約させまいとする裏が見えます。しかし単純にそれだけだとよい印象は持てません。そのためパケット超過した場合、1Gbpsとして他のMVNOよりも高速な速度制限でお得さを出そうとしているようです。しかし、どれだけ頑張ってもMVNOです。実測は他のMVNOとそんなに大差はでません。また混雑時間帯である昼と帰宅時はどう頑張っても低速です。
価格面から言っても縛り期間が入って他のMVNOと同程度の料金ということで個人的にはあまり魅力を感じない印象を持ちました。
楽天モバイルから販売されるSIMフリースマホがお得
MVNOでは単純に既に持っているスマートフォンではなくMVNOからも新機種を販売して新機種で使うことができます。楽天モバイルでも同じで様々な種類のSIMフリースマートフォンを販売しています。比較的他のMVNOよりも販売されている種類が多いです。またキャンペーンで非常に安く販売していることがあります。
データ通信のみのプランは他のMVNOと大差なし
組み合わせプランにして通話不可能な050データSIM、データSIMプランであれば契約期間に関する制限もなく、ベーシックプランであれば速度200kbps制限のみとなるため非常に格安で気軽に契約しやすいプランだと思います。このベーシックプランと3.1GBプランあたりは非常にお勧めではないでしょうか?楽天モバイルと契約すると楽天ポイントも加算されるというのもお得なポイントだと思います。そのためmineo、楽天モバイルと非常に注目されているMVNOの1つになっています。
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