今年のiPhone 8/iPhone Xは2タイプのサイズ

iPhone 8/8 Plusが発売され開封の儀で参考にしよう

とうとうiPhone 8/8 Plusが発売されましたね。iPhone 7からの延長の最新であるiPhone 8がいいという人も少しいたようですし、iPhone Xが高いということで選んだ人もいるでしょう。早速「開封の儀」の動画がアップされていたので私も見ました。
色も紹介していましたが、スペースグレイはマッドな色という表現を皆さんしているようです。白は明るい、ゴールドはレッドゴールドほどではないが赤みがかった色とかベージュっぽい感じとか女性的な色と言う人がいました。個人的な好みなので私から言えることはないですけど。
ところでサイズについてはどれを選ぶべきか悩んだ人が多いでしょう。今回からは2タイプになって64GBと256GBになりました。誰かアンケートで統計を取った人もいるようですが、どっちもどっちだったと思います。

今使っているiPhoneの使用状況を参考にしよう

どちらのサイズを選ぶべきか？はやはり現在使っているiPhoneの使用状況が一番参考になると思います。アプリケーションをたくさんインストールしてストレージを圧迫している人は今後も現状維持であれば、やはり現在のiPhoneのサイズ以上で新しいiPhoneでも選ぶべきでしょう。
写真や動画が多くあってストレージを使っている人は最適化してストレージの空きを増やすことが自分に合っているのかを検討しましょう。
iCloudに動画をアップロードする設定と、「ストレージの最適化」という設定でiPhoneのストレージの空きを増やすことができます。ただしこれを行うと閲覧をするときにiCloudから元のファイルをダウンロードして閲覧となるためデータ通信が発生しますし、もちろん写真を撮るとアップロードされてしまいます。
また、もともとアプリ数もほどほどで写真などのデータをPCで管理してiPhoneにはデータを消している人はストレージの空きが多いと思います。どちらの人でもストレージの空きをある程度確保できるのであれば、新しいiPhoneを無理して価格の高い256GBサイズを選ぶ必要なないでしょう。

iPhone 8, iPhone X世代からカメラ撮影フォーマットが変わった

ところで新しいiPhone 8/8 Plus, iPhone Xから写真や動画を保存するフォーマットが変更されました。もちろん新しいiPhoneではより高解像度でスムーズにということで4k/60fpsで撮影することが可能となりました。なぜなのか？は4kはもともとサイズが多くなります。そしてその4kを高機能にすれば、もっとサイズが多くなります。ストレージの消費を少なくするためという目的もありますが、それ以上に問題なのは撮影しながらCPU~メモリー～ストレージ間のデータ転送で帯域を消費します。ということは各IOにも負担がかかりますし、そのために高価な高性能品を使う必要が出てきます。当たり前ですが、対応フォーマットを高圧縮なタイプにしてサイズを少なくするというのは自然の流れです。他の4kタイプの製品では標準的に同様のフォーマットで保存(H265)しています。
H265にできたのは搭載しているCPUでハードウェアエンコードできるようにしたからだと予想されます。ここ何年か前のPCから再生するための支援機能はCPUに搭載されているのでスムーズな再生をできるようになっていますが、撮影時に保存するためにエンコード側の支援機能をCPUに搭載がどうしても遅くなります。こういう点からもiPhone 8などの最新機器の購入を検討してもいいでしょう。

PCへの転送時JPEG,H264自動変換される

[MACまたはPCに転送]設定が自動であれば「HEIF -> JPEG」、「HEVC -> H264」へ自動変換されます。そのため、最新の形式で再生できないPCで写真、動画を再生することに不便はないと思われます。
しかし、4k/60fpsや1080p/240fps(スローモーション動画)はHEVCだけで録画できると記載があるので、もしかしたらその形式だと変換されないかもしれない不安があります。実際に実機で試す必要があると思います。

新しいiPhone 8, iPhone Xは64GBでもいいかもしれない

今使っているiPhoneのストレージの空きがあって64GBでも十分にできるのであれば、新しいiPhoneを購入する時にも64GBでいいかもしれません。移行前データが少ないし、これから保存されるであろう写真、動画も保存サイズが少なくなるからです。
しかし、他にカメラがあって既に4kで撮影したり、再生する機器がある人は新しいiPhoneでも4k/60fpsで使っていくと思いますので、そういう人は256GBも選択肢の１つでしょう。
無理して4k/60fpsで今でも保存しなくても1080p/60fpsで十分ですし、今後2年以内に4k/60fpsを再生できる環境を準備を進めていく人であっても以前のiPhoneの4k/30fpsと同程度のサイズですので、64GBで十分だと私は考えています。