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俳人の松尾芭蕉が立ち寄った地域の蕎麦屋「まんきち」

飲食
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大石田町は蕎麦街道

日本に海外から観光で来られる所と言えば、東京、京都、大阪とやはり出てくるでしょうが、昔は京都や東京が都になり、そこから新しい新しい文化が各地に広まってきました。東北は文化の中心地から距離が遠く、華やかな文化が伝わるのに時間がかかってきました。その分現代では古い文化が各地で今でも根付いている素晴らしい場所だとiは思っています。山形県大石田町。隣は尾花沢市。ここは昔、俳句で有名な松尾芭蕉が奥の細道で通り、滞在した地域です。「尾花沢に清風といふ者を尋ぬ。かれは富める者なれども、志卑しからず」。長旅をしてきた芭蕉にとって、尾花沢は古い友人の住む土地であり、くつろげる場所でした。彼はここで10泊し、その間地元の俳人達と交流をもつなどして滞在を楽しんでいます。尾花沢10泊のうち7泊を、芭蕉たちは養泉寺で過ごしました。これは気兼ねなく長旅の疲れをいやしてもらおうという、清風のはからいによるものです。境内には芭蕉が詠んだ「涼しさを我宿にしてねまる也」の句碑、いわゆる「涼し塚」と、芭蕉や清風たちの歌仙の連句碑があります。 松尾芭蕉が奥の細道で各地を回ってきましたが、これだけ長い間滞在した場所はありません。ここは旅の目的地にしていた場所と以前聞いたことがあります。大石田町は蕎麦街道とも言われ、蕎麦を提供している店が多数あります。大石田で有名な蕎麦は次年子(じねご)という地域が有名になります。1000円で蕎麦が食べ放題のお店もあり、大根の辛い汁がベースのつゆで食べる店は地元であればみなさん知っている事でしょう。その地域ではありませんが、同じ大石田町の中にある蕎麦屋の1つ、iがわかっている範囲では10年ぐらい前に開店した店ですが、地元の人はもちろん県外の人にも美味しいと認知され、いつも混雑している蕎麦屋になっているようです。

そこは「まんきち」

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山形県には全ての自治体に必ず温泉があります。大石田町にも「あったまりランド深堀」という温泉施設があります。おそらく温泉を開業してから20年以上は経っているとおもいます。古くから温泉が湧き出ている訳ではありません。伝え聞いた話では田んぼの真ん中で温かい温泉が湧き出ていて、そこの土地のものがドラム缶風呂を設置していたそうです。そこに温泉を利用できる設備が整えられ、「あったまりランド深堀」を開業されたと又聞きではありますが、聞いています。

そこの向かい側に「まんきち」という蕎麦屋を開業されたのは10年以上昔。昔ながらの日本家屋風の建物で都会の方には風情を感じつつ、蕎麦を美味しく頂ける所ではないでしょうか?

お勧めは板そば、冷たい肉蕎麦

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山形県では昔から蕎麦を食べる風習があり、蕎麦を県民は子供からお年寄りまでみんな美味しく食べています。蕎麦屋で蕎麦をメインで食べたい人は「板そば」を蕎麦屋で選びます。これは板状の皿に蕎麦が大量に乗せられております。対して山形県の河北町を元祖とする「冷たい肉蕎麦」があります。これは普通、暖かい蕎麦のスープで食べる食べ物を冷たいスー プで食べるという、少し他では食べられない蕎麦になります。もちろん冷たいため、動物系の油は使っておりません。固まるからです。研究され、冷たい透き通ったスープと蕎麦、少しだけ液状の植物油を浮かべてうまみ成分を高めて「冷たい肉蕎麦」なるメニューが出ました。肉は雄鶏の固い肉で多くの人は通常食べることは少ない部位です。醤油で味付けして歯ごたえが十分な肉が添えられます。一度この肉を食べると、また食べたいと思う人も多く、自宅で同様に雄鶏の肉を煮て作っている人もいるほどです。この冷たい肉蕎麦が「まんきち」でも提供されており、少し予算がある山形県民は冷たい鳥蕎麦、又はげそ天板そばを頼むでしょう。げそ天(イカの足をテンプラにしたもの)は山形県民のソウルフードなのです。(^^♪

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最初、漬物がサービス

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メニューから食べたい蕎麦をお願いして、少し待てば「漬物」がサービスで提供されます。無料です。今回はわらびとキャベツの漬物です。わらびは一度煮てから、醤油などの味がついた汁につけたものです。その季節により漬物は変わります。夏になれば、この地域で有名な「ぺちょら漬け」というなすを色抜きして辛くした漬物が出されます。ぜひ夏にこの漬物を食べてみてほしいと思います。

板そばを食べる

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i は板そばを食べました。今回は大盛りです。山形県民以外の方は大盛りにしなくてもボリュームがあるのがわかると思います。山形県の蕎麦は県外の蕎麦と違い、ボリュームが多めで提供されるお店が多いのです。ここ「まんきち」もその1つです。普通、蕎麦屋では蕎麦を食べる場合、量が少ない店がほとんどかと思います。そのため、満腹を感じる食事をしたい方で蕎麦を食べるという人は少ないはずです。しかし、山形では通常のメニューでも満腹感はあります。いつも他の食事でも大盛りを食べる人は大盛りで蕎麦を頼めば、十分満足感があるでしょう。そばつゆのうまみ成分も十分あり、蕎麦の香りも山形では強く感じる事で しょう。

つれが食べた「冷たい肉蕎麦」

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これが「冷たい肉蕎麦」です。この店では細く切ったネギが添えられています。少し甘めのスープになっており、河北町の冷たい肉蕎麦に比べて多めの油が浮いております。好みにもよりますが、十分美味しいと思います。写真では隠れているため判別できませんが、雄鶏の肉も入っております。

場所

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