プリペイドSIMの準備
ラクにSIM準備は日本で購入
この記事を書いている時期はちょうど例のウィルスの問題で旅行を考えている人は少ないと思います。しかしこの大変な時期が終わればまだ楽しい旅行が出来るでしょう。もしくは仕事で出かける人もいるかもしれませんが。
そしてここ数年は海外にスマートフォンを持って行ってもドコモ、auなどMNOと契約しているユーザであれば海外でもそこそこ安く定額利用できる手段がありますので、そのまま利用する人も多くなってきています。超短期の海外旅行であればそれでもいいかもしれませんがちょっと遠くまで(例えばタイ、マレーシア、シンガポール、ベトナムなど)出かける人は1週間近く滞在する人もいると思います。そういう人であれば普段つかっている携帯電話回線ではなく旅行用にSIMを準備した方が通信費を安く抑えることができます。現地でSIM購入などの手続きは敷居が高い、言葉が・・・って考えている人であればAmazonで東南アジアで使うことができる格安SIMが売っていますので旅行前に事前購入するのが一番簡単です。しかしこれにもデメリットがあり、データ通信だけとなります。
現地空港のプリペイドSIM購入が一番安い
ホテルに通話する手段として通話が少しでもできた方がいい人であれば現地の空港でプリペイドSIMを購入する手段となります。一番安くできて現地のキャリアですのでその国の電話番号を持てます。電話会社別に複数販売窓口がたいていの空港にあります。また外国人でもわかりやすいように各料金プランの表があるはずです。指で刺してプリーズといえば問題ありません。決して難しくありません。どの手段でも忘れてほしくないのがSIMフリーのスマホを準備しておいてください。ドコモなどのキャリアから購入した機種は旅行前にSIMロック解除しましょう。
マレーシアのプリペイドSIM(Hotlink)
2020年のHotlink
プリペイドSIMは長い期間使用するものでは基本的にございませんので、定期的に変わったりします。
2020年3月時点のHotlinkを今回紹介します。マレーシアでは主要なキャリアといえばCelcom, Maxis, Digi, U Mobileでしょう。その中の1社であるMaxisからプリペイドSIMはHotlinkというブランドで販売されています。i-simTripが何年か前に調べて利用した時でも同じでしたが、2019年のマレーシア通信環境についてレポートがありますので紹介します。私の主観よりこういう記事の方が信用できると思います。
それによるとMaxisはダウンロード速度、遅延がいいようです。そしてCelcomは4G利用性、アップロード速度がよく、動画はどちらも同じぐらい良いです。ちなみに4G利用性っておそらくエリアの広さとか基地局が細かくたっていて奥まった場所でも4G接続するとかの話だと思います。Celcomが86.8%に対してMaxisが83.2%なのでどちらも似たような結果だとは思いますが。
Maxisの対応周波数
Maxisで使用している周波数(2Gは割愛)は以下となります。
- 4G LTE(FDD-LTE) 2100MHz(B1,15MHz帯域), 2600MHz(B7,20MHz帯域),1800MHz(B3,20MHz帯域)
- 3G WCDMA 2100Mhz(Band1),900Mhz(Band8)
LTEのメインバンドは2600MHzと1800MHzでしたが2018年か2019年ぐらいに2100MHzもLTEになったようです。また最高で2×2 MIMO、キャリアアグリゲーションで利用可能です。
国内のキャリアで販売されているスマートフォンだと2600MHzまで対応していない可能性が高いです。高速通信させたいのであればMVNOのスマートフォンまたはiPhoneやGoogle Pixelシリーズを海外旅行に持って行った方がいいと思います。
Hotlinkの価格と利用プランなど
Hotlinkプリペイドstarter packとして2種類(Hotlink RED, Hotlink SUPERRR)がRM10で販売されています。通話とSMSは以下の料金となっております。Activ10というプランを申し込むと安くすることも可能ですが、旅行者の需要が低いと思うので方法と金額は割愛します。
-
- 国内通話&SMS
- 通話: 15セント/30秒(Hotlink RED)
- 通話: 30セント/30秒(Hotlink SUPERRR)
- SMS: 1セント/SMS1通
このプリペイドSIMの初期クレジットはRM5(5日間有効)あります。
Facebookを1か月10GB高速通信可能なHotlink REDとYouTubeを1か月10GB高速通信可能なHotlink SUPERRRです。このプリペイドSIMには高速通信300MB(有効期限2日間)とRM5(有効期限5日間が含まれています、またアクティベーション時に無料の基本インターネットが500MB分追加されます。
お金をチャージして別途インターネットプランを申し込む必要があるのですが大きく1日、週、月単位のプランに分かれています。その中でさらに通信容量やカウントフリーが通話無制限がついたりなどに分かれます。
期間 | 金額 | 通信容量 | プランのメリット | |
---|---|---|---|---|
1日間 | RM3 | 2GB | FREE Non-Stop(Chat/Social/Video) | – |
1週間 | RM10 | 1.5GB | FREE Non-Stop(Chat/Social/Video) | – |
RM15 | 1.5GB | FREE Non-Stop(Chat/Social/Video) | Unlimited Calls To all network | |
1ヶ月 | RM35 | 6GB | FREE Non-Stop(Chat/Social/Video) | – |
RM45 | 8GB | FREE Non-Stop(Chat/Social/Video) | – | |
RM60 | 8GB | FREE Non-Stop(Chat/Social/Video) | Unlimited Calls To all network | |
RM80 | 10GB | FREE Non-Stop(Chat/Social/Video) | Unlimited Calls To all network |
他に1日単位でUnlimited(無制限)で利用できるサービスもあります。ここで惹かれるのはYouTubeを無制限で利用できるなんてよさそうです。
旅行者にお勧めはTourist SIM
何とマレーシアでも5Gが提供されるようです。他の情報を見ると2020年3Qまでに開始とあります。具体的な開始について見つけることはできておりません。そしてTourist SIMという旅行者向けのプリペイドSIMがKLIA2で購入できるという記事を見ました。5Gまで対応した高速通信が8GBまで利用可能で国内通話は60分まで、有効期限は15日間という名前の通り旅行者にとって最高のSIMだと言えます。価格は公式サイトで見つけることができませんでしたがRM36という書き込みを見つけました。相応に高いですね。ちなみにKLIA2には入国前と到着フロアとあるようです。急がず入国し荷物も受け取った後に到着フロアでゆっくりと購入しましょう。
Maxisの5Gバンド
サブ6GHz帯の700MHz帯および3.5GHz帯、ミリ波(mmWave)の26GHz帯および28GHz帯が予定されているようです。まだ割り当てもこれからですが、速ければ2020年内か2021年に使えるようにする計画という記事が出ていました。
hotlinkの公式URL
以下のURLから英語で見るのが一番いいと思うのでぜひ旅行前に見てほしいと思います。
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