「auピタットプランで使ったデータに合わせてムダなし」というけど
auピタットプランの説明
auピタットプランの料金説明
以下のURLで記載されているauのホームページにはauピタットプランについて説明があります。
https://www.au.com/mobile/charge/smartphone/plan/pitatto/
このホームページでは最初の1年間は割引されて2年目以降はいくらになるよという説明で記載されています。
わかりにくいので、2年間契約した場合の月平均額を計算して表に記載しました。これを見ると1GB未満の使用量である場合月平均2,480となります。一番平均的な使われ方である3GB未満である場合には月平均3,980です。
これって昔ガラケーだったときのパケット定額サービス時代のデータ通信料と非常に似た金額を思い出します。しかしこの金額にになるにはいくつかの条件があるということが別途記載されていることに注意です。
パケットサイズ | 1年目毎月額 | 2年目毎月額 | 2年間の月平均額 |
---|---|---|---|
1GB | 1,980円/月 | 2,980円/月 | 2,480円/月 |
2GB | 2,980円/月 | 3,980円/月 | 3,480円/月 |
3GB | 3,480円/月 | 4,480円/月 | 3,980円/月 |
5GB | 4,480円/月 | 5,480円/月 | 4,980円/月 |
20GB | 5,480円/月 | 6,480円/月 | 5,980円/月 |
auピタットプラン1年目の割引条件
「auピタットプラン」のお支払いイメージとして記載されている料金になるためには【「auピタットプラン(スーパーカケホ)」+「2年契約(誰でも割)」+「スマホ応援割」+「auスマートバリュー」適用時】という但し書き条件がありますよね。
この各条件を詳しく見ていくと非常にうまく記載されていることがわかってきます。
auピタットプラン(スーパーカケホ)
このauピタットプラン(スーパーカケホ)は基本部分となる部分です。国内通話24時間カケ放題!(1回5分以内)とするコースです。これにも条件として「2年契約(誰でも割)+家族割」が必要となります。
2年契約(誰でも割)
これはauピタットプラン(スーパーカケホ)に必須となる2年縛りの契約です。
スマホ応援割
これは今まで「ビッグニュースキャンペーン」として割引サービス提供していたものの代わりになる2018年6月1日から開始された割引です。機種変更・新規契約(他社からのお乗りかえを含む)と同時に「auピタットプラン(スーパーカケホ/カケホ)」にご加入で、翌月から1年間毎月1,000円割引です。この部分が1年間割り引くというメインの部分になります。
この条件を見るとわかりますが、機種変更と新規契約と同時にこの料金コースに申し込んだときというのがミソです。つまり既存スマートフォンや持ち込み機種変更(つまり中古店から購入したスマートフォン)でのコース切り替えでは割引されません。
auスマートパスバリュー
auのメインサービスである携帯電話と一緒に家庭の固定通信サービス(光回線)を一緒に契約すると割り引くサービスです。永久的に毎月500円割引されます。またauピタットプランの場合、2GB以上使った月は別途1000円割引されます。
これはauピタットプランとの条件に影響しない部分ですね。ついでに記載された感が強いです。
auピタットプランで見えてくるauの戦略
auは2年ごと機種変更してほしい
最近のスマートフォンは高性能になっています。古いスマートフォンだからと言ってゲームできないとか操作がもっさりして使いにくいということがだいぶ減ってきました。LTEの通信速度も高速で混雑により遅さはだいぶなりを潜めた感があります。
しかし、auからしたら機種変更はしてほしいという裏が見えてきます。2年縛りの切り替え時期になったら定期的に高額なスマートフォンの代金分を徴収したいのです。機種変更するユーザ数が減ればそれだけ売上が減るからですよね。
auは定期的に発表される新しい料金コースに切り替えてほしい
auは様々な理由をつけて新しい料金コースを出してきます。それのお得さを押し出し以前の料金コースから切り替えてほしいという裏があります。
auは一人あたりデータ料金として4000円徴収したい
スマートフォンのデータ通信は何も気にせず使っているとパケット量がとにかく増えます。しかしキャリアのデータ通信は無制限に利用できるようなコースはありません。そのためユーザなりに使い方意識して使っていますよね。例えば動画は家に帰ってWifiで使うとか。それ以外にもできるだけモバイル回線ではパケット消費しないようアプリの自動更新などバックグラウンド通信をなくす設定をすることもあります。
そういう使い方でスマートフォンを使うとだいたい3GBぐらいのパケット量となりほとんどのユーザがこのサイズぐらいに落ち着きます。そういう意味ではauピタットプランで3GBだと2年間使用した場合の月平均で3,980円と計算できます。この料金は昔のガラケー時代から言えるデータ通信料金です。(これとは別途、通話部分の基本料金がかかります)
つまりauとしてはお得と言いながら1ユーザあたりがauに支払うトータル額は絶対に下げさせない裏が見えてきます。
auとうまく付き合う方法は
じゃ、au回線でお得に使うにはどうしたらいいのか?を考えますよね。i-simTripはガラケーで音声回線のみをauで契約しています。つまり中古のガラケーを購入して音声通話の基本のみを契約という形です。これだとLTE.NETの300円も支払う必要がありません。スーパーカケホ(ケータイ)の1200円だけで済みます。
しかしほとんどの人はデータ通信したいと思います。少し専門用語が出ますが、ぶっちゃけauの場合提供時期や機種という感じでSIMの種類がいくつも分けられています。そして該当する機種には限られたタイプのSIMしか使えなように制限しています。
そのため、最近流行っているSIMフリースマートフォンだけを別途購入して以前auで使っていたスマートフォンやガラケーのSIMを差し替えて使うというやりかたができないことが多いです
そのため、auの戦略通りに契約するしかほとんど手はないと考えられます。i-simTripが思いつくのはドコモやソフトバンクの方がまだ手段が多いと思います。この記事を読んだ方で何か手があればコメントいただければと思います。
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