iPhoneはパケット通信が大きい
日本でスマートフォンを使っている人の半分近くがiPhoneユーザということは皆さんご存知ですよね。以前は70%近くあったシェアが2017年11月末現在でだいぶ落ち込んで48.4%になっています。
そのため周りにはiPhoneユーザが未だに多数いますが、本当に自分に最適化して使用している人はどれぐらいいるのでしょうか?ホーム画面を見るとアイコンに通知の数があちこち表示されていたりすることはありませんか?アプリのアップデートをモバイル通信で行っていたりしませんか?
iPhoneは仕様上、Androidと違ってアプリケーションのサイズが大きい傾向にあります。また、様々なデータをクラウド上にアップロードしたり、ダウンロードしたりすることも多いです。何もしないでいるとデータ通信がしょっちゅう発生しパケット通信量が増大します。流石に少しは設定しているでしょうけど、iOSバージョンも上がったりAppleの標準アプリも変わったりしていますので、もう一度見直しする良い機会だと思います。
スマートフォンのシェア参考)
http://www.businessinsider.com/apple-ios-market-share-us-europe-japan-2018-1
iPhoneで不用意にデータ通信しないお勧め設定
モバイル通信設定で通信不要なアプリはチェックを外そう
まずは、「設定 ー モバイル通信」を開きます。通信サイズが大きいアプリ、広告しか通信しないアプリ(例えば写真のサイズ縮小アプリとかパケット通信は関係ありません)、Wifi接続でのみ使用するアプリならすかさずチェックを外しましょう。
i-simTripの場合、写真は不用意にモバイル通信しないようチェックを外しています。またiCloud Driveもチェックを外しています。WifiアシストはWifi接続の電波が弱い場合、Wifiでの通信が安定せず、自動的にモバイル通信が使われます。そういうことがないようオフにしましょう。
ここが基本的な設定箇所となります。
Appのバックグラウンド更新で未使用中の通信はオフにしよう
モバイル通信だけではなくWifi接続にも影響しますが、アプリを開いているときだけ通信させたい、ホーム画面や別のアプリを開いている時に裏側でアプリの通信をさせたくない設定です。この設定をすると常に動くアプリが少なくなるためメモリー消費やバッテリー消費の節約にもつながります。
「設定 ー 一般 ー Appのバックグラウンド更新」を開きます。i-simTripの場合、Google系アプリ(但し、Google フォトとKeepは除く)とお天気や防災、カレンダーのジョルテのみを有効にしています。
気になる人がいると思うので1つ記載しますが、通知がされなくなるのでは?と思いますよね。Androidも似たような仕組みですがiOSも通知はAppleの方から通信が行われています。Appleからの通信を受信して通知が表示されますのでこの設定で通知がされなくなるという影響ありません。心配する必要はないです。但し違う仕組みで通知を実装されたアプリの可能性もあります。
iCloud設定で不要な通信をオフ
最初の設定でiCloudのモバイル通信はオフにしていますが、何らかの理由で必要に迫られてオンにする必要が出る可能性があります。
そのため、iCloudを使っているアプリで不要だと思う機能はオフにしましょう。またこの設定はWifi通信時にも影響してきます。
まずは「設定 ー Apple ID ー iCloud」を開きます。i-simTripが設定している箇所は写真とiCloudバックアップの2ヶ所です。写真をiCloudと同期させている人はいると思います。その場合写真はオンのままにしましょう。最初の設定と組み合わせればWifi接続時のみ通信されるようになります。しかし写真はサイズが大きいですからこういう設定の仕方もありでしょう。また、
バックアップはiCloudにバックアップせずにiTunesで手動バックアップしましょう。どのタイミングでもよいので。iCloudの無料で使える容量は5GBです。iPhoneの容量は大きいので使っているうちに空きがなくなる恐れがあります。
iTunes StoreとApp Storeの設定でデータ通信節約
「設定 ー iTunes StoreとApp Store」でも不用意なパケット通信を節約できます。
- 「ビデオの自動再生」は「Wifiのみ」にしましょう。
App Storeのアプリ画面での動画再生をモバイル通信でオフに出来ます。 - モバイルデータ通信はオフにしましょう。
自動ダウンロードがWifiのみとなります。
各自動ダウンロードアプリで自分が未使用のものはオフにしましょう。i-simTripの場合、アップデート以外は全てオフにしています。本来ならアップデートもオフにしてもいいかもしれません。
パケット通信の最適化後はGPS設定も最適化
これまでの設定で裏で動くアプリやクラウドとのデータ通信も不用意にすることがなくなりますので今回の目的であるパケット通信量を減らすということを実現できます。また裏で動くアプリが少なくなり、空きメモリーが増えたり、外出先でのバッテリー消費を少なくするということにもつながります。今回は記載しませんが、この設定とプラスしてGPS使用も最適化するとバッテリー消費の削減をさらに行うことが可能です。実際、i-simTripがこの設定を行って平日に未使用中はバッテリー消費がほとんどなくなりました。長距離移動した場合だと未使用でも基地局切り替えが多くなって若干減りますが。
みなさんも自分の使い方にあった削減を模索していきましょう。
ついでにバッテリー消費の最適化もしよう
GPS設定の最適化などでバッテリー消費を抑える設定を紹介しています。ついでに設定しましょう。
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