SIMフリーのiPhone Xを買ったし、海外旅行の準備
iPhone Xの初期不良確認が完了
SIMフリーのiPhone Xが到着してから2週間が経過しました。ようやくiPhone Xの使い勝手やアプリの設定も終わって普段の使い方に慣れてきたところです。先日の記事でmineo DプランのSIMからauの灰色SIMに入れ替えを試しましてauのキャリアップデートもできたしSIMフリーであることも確認済み。また、Altimeterを使って気圧などのセンサーが正常に働いていることも確認済み。まったく問題ないことを確認した次第です。
次は海外旅行に行くための準備を始めなくてはいけません。行先は香港とマカオ、空港などで現地で購入するのも1つの楽しみではあるのですが今回は価格次第では事前にSIMを準備しようかと考えました。
AmazonでプリペイドSIMの検討と購入
iPhone X用のプリペイドSIM
まずはAmazonで香港、SIMとかのキーワードで検索です。いろいろなSIMカードが見つかりました。ちょっと気になったのは以下のSIMです。「China Mobile 4G・3Gデータ通信無制限 香港4日間プリペイドSIM」っていうSIMです。これの特徴は4日間(香港にて電波を受信後96時間)だけですが香港だけで使えるようです。国内通話も80分の発信分が含まれています。
LTE通信も可能で、1800MHz, 2600MHzで使えます。3Gは2100MHzです。このChina Mobileは別名、中国移動香港と明記されていていわゆる中国国内とは別に香港の会社になっているためよく話に上る中国国内のGoogleサービスなどに対する制限はありません。この社名の最後に香港と記載があることが重要です。
iPhoneはグローバルなスマホですので数多くの周波数に対応しているため、あまり気になりませんがこのキャリアが提供している周波数(バンド)を他のサイトでも調べてみました。
- 中国移動香港
LTE) B39(1800MHz), 40(2300MHz), 41(2600MHz)
※SIMに添付された用紙には1800MHz, 2600MHzのみ記載
3G) WCDMA B1(2100MHz) ※2016年に3G周波数再編とか合併でWCDMAが使えるようになった。
※1日で1GBを超えると128kbpsになる。翌日には高速通信。
ちょうど香港の滞在期間が4日間であり、通話も可能なSIMとしてちょどベストなSIMと思ったのでこれを購入することにしました。マカオに別途滞在しますが、マカオについたときにでもSIMを購入することにします。現地購入の楽しみもとっておかないと。
念のためiPhone Xの対応バンドの仕様を確認しています。TD-SCDMAも対応しており中国国内でも大丈夫ですよ。
注文して早めにSIMが到着
注文して1週間ぐらいかかるかと思ったら早めに到着しました。SIMカードの裏側にmobile numberが記載されており、通話する電話番号がわかります。そのほかにちょっとと思ったのが周波数ですが、これは随時キャリアで変わることもあるためあまり問題にしていません。
SIMカードがビニールカバーに入っていなかったのが驚きでした。また、SIMの裏側にHK$78と書いたシールがあります。(他にも有効期限なども記載)これって11/25の為替レートで1113円です。
Nexus 5用に検討したプリペイドSIM
こちらのスマホはサブである意味完全な遊び用です。子供のゲームとか。なのでどうでもいいのですが、空港などで購入するのも手間なので安くてデータ通信ができればいいぐらいのSIMを探します。3G通信だけ(11/25更新。到着したSIMは香港では4G対応とありました)ですが香港とマカオの両方で使えて安いのが見つかりました。中国聯通香港なので中国の通信制限にも引っかかりません。周波数は以下の通りです。
- 中国聯通香港)
3G) WCDMA B1(2100MHz) 香港、マカオ両方
※到着したSIMに添付した資料上は以下で対応
4G) 1800MHz, 2600MHz。ただし4Gは香港のみ。
3G) 900MHz, 2100MHz
Nexus 5はLTEも対応していますが、比較的早めでLTE2世代目ぐらいのチップであるためTD-LTEに未対応です。とりあえずお試し程度で持っていくので3Gで十分です。ちなみにこのSIMは42Mbpsまで対応のようです。また香港とマカオの両方で使え旅行期間全てを網羅するため最悪このスマホでGoogleMAPを使うための保険程度で考えています。ということでこのSIMで決定です。
注文して早めにSIMが到着
こちらも別々の封筒で早く到着しました。驚いたのが香港では4G対応していること。マカオでは3Gのみです。SIMカードはカードの他に普通に表紙の紙、ビニールカバーに入っています。気を付ける必要があるのは香港時間を基準として利用開始後7日間となること。例えば23時に開始したら残り1時間で1日とカウントされてしまいます。という記載が添付の用紙にありました。また、使用できるデータ通信サイズはトータルで1GBであること。
驚いたことはHK$68とSIMに記載があることです。11/25現在の為替レートで971円となります。Amazonで安いんですけど。
帰国後のiPhoneのプロファイル対策を考える
iPhone XをMVNOである格安SIMで使う場合、大抵プロファイルをインストールしてAPN設定がされていることでしょう。ドコモだと普通は認識しているためドコモ用APNに自動的に設定されるからだと思われます。また海外で現地のプリペイドSIMを使うときにはそのプロファイルを削除するという話をよく聞きます。今回の旅行で実際に試してみるつもりです。
プロファイルを削除したら、帰国時に元のMVNOのSIMを差しても使えません。再度プロファイルをインストールする必要があります。空港ではフリーWifiが大抵提供されているのでWifi接続してインストールすれば問題ないですが、できればWifiの力を借りずに対処したいですよね。
空港に到着してもすぐに飛行機から降りられず待っている間などの隙間時間で対処できるように。そのためにはオフライン状態のiPhoneでプロファイルをインストールする必要があります。Webで検索すると自分あてのメールに添付しておくという手段をよく見かけますが、それってスマートに思えません。
プロファイルってファイルなのですから、i-simTripが考えた手段はiCloudを使うこと。PCで必要なプロファイルをダウンロードしiCloudにファイルをコピーします。iPhone Xでファイルアプリを開き、先ほどPCでコピーしたプロファイルのファイルが見えますので、それをローカル上にダウンロードします。そうすることでiPhone Xではインターネットに接続していない状態でいつでもプロファイルインストール可能となります。
メール添付って何か泥臭いやり方のようですが、誰かがそれを紹介して拡散されたように思います。Webで見かける方法は拡散しやすいので、最新のもっと良いやり方があるので自分でよく考えたほうがいいと思いますよ。
日本で事前にプリペイドSIMを準備するか?空港で購入するか?
今回、i-simTripがとった手段は現地の空港などでプリペイドSIMを購入するのではなく日本で現地用のプリペイドSIMを購入することにしました。もちろん時間があれば空港や街中などで販売されているプリペイドSIMを見て回るつもりです。
一人旅や現地でプリペイドSIM購入を当然と思う仲間と一緒の旅行であれば購入する時間もあるため問題ないのですが、プリペイドSIM購入をしない仲間や家族と一緒だとそのための時間を取りにくいことがままあります。今はAmazonで海外で使うためのプリペイドSIMが多数販売されています。現地より比較的高い価格のものもあれば、似たような価格とか500円、1000円程度であれば時間的コストと比較して事前購入したほうが良いと思うこともあるでしょう。飛行機を降りると同時にすぐに使えるというメリットもあります。
前回バリ島に行った時には事前購入しませんでした。空港で国内線側の空港に行けば安めの価格で購入できるのですがそのための時間もなく結局1日ローミングと旅行の後半でようやくSIMを購入した次第です。そういうこともあるので皆さんも日本で旅行の計画している段階でSIMの購入も考えてみてください。
最後に盗難にだけは気をつけよう
香港は海外です。アップルストアもあるところですので治安に不安な国ではないですが、最新のiPhone X、iPhone 8などを食事中のテーブルの上に置きっぱなしとか盗難してくれと言っているような対応はしないように気を付けて楽しい旅行にしたいと思います。
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